高血圧対策・改善に良い『おいしい青汁』

高血圧の原因には色々あるのですが、最も大きな原因は言うまでもなく塩分の摂りすぎです。 それに加え、肉類中心の欧米化した食生活と野菜不足が加味されると、高血圧をますます加速させることになります。 野菜に含まれるカリウムは塩分の排出を促しますので、出来れば健康のために必要な一日の野菜摂取量である「1日350g以上」は、 野菜を摂るのが望ましいのですが、なかなかそれが難しいというのが現状なのかもしれません。 そこで野菜不足を補い高血圧を予防する対策として青汁をおすすめするわけです。 青汁は血中のコレステロールを低下させ、高血圧を改善し、血糖値を正常にする作用が あると言われています。


■青汁

『青汁』にもケールや大麦若葉、ヨモギ、ゴーヤ、アシタバなど色々な種類があり、 原材料によって補える栄養価や味も変わります。 ビタミンAやβ-カロチン、ビタミンC、カルシウム、食物繊維などが豊富で野菜不足な人、 外食が多い人にはオススメの健康食品と言えます。 青汁にもいろいろありますが、やはり美味しい青汁じゃないと長続きしませんね。 かつて「青汁」といえば「まずい飲み物」の代表でしたが、 最近では味も飲みやすいものが多く、粒タイプ、顆粒タイプ、粉タイプのものもあります。 製品の選択には、毎日続けるためには飲みやすい味、飲みやすい形状を選ぶといいのですが、 自分の食生活を振り返って、足りない栄養を補えるものを選ぶとさらにいいでしょう。


■高血圧に良い青汁

大麦若葉の青汁
中高年には怖い高血圧。この原因はいくつかありますが、最も怖いのが血管にコレステロールが付着し、血管が狭く、 硬くなっているために起きる高血圧です。したがって、高血圧を防ぐには、まず血液内のコレステロール値を 下げる必要があります。このコレステロール値を下げるのに、大麦若葉が大変効果があるのです。 大麦若葉のなかには、ヘクサコシルアルコールという物質が含まれています。 この物質は、腸管からコレステロールの吸収を抑制する作用があるのです。 現在、高コレステロール値患者の治療薬として使えわれているベータシトステロールという成分も含んでいて、 血液中のコレステロール値を下げるのです。 “天然カリウムの威力” 高血圧のもうひとつの大きな原因に、塩分の取りすぎがありますが、 対抗策として塩分控えめはもちろん、血管を広げる働きのあるカリウムというミネラルを、充分摂取することが大事です。 大麦若葉には天然のカリウムが多く含まれているのです。 大麦若葉は、高血圧、さらには高血圧が誘発する脳卒中を防ぐための、素晴らしい健康食品といえます。

ケールの青汁
『ケール』は現代人の食生活に不足しがちな、食物繊維はもちろん、 カロチン・カルシウム・鉄・リンなどのビタミン・ミネラル類も豊富に含み、 高血圧の予防や改善効果があり、血糖値の上昇を抑制します。血管の損傷を防ぐ効果もあります。 また、ケールには『イソチオシアネート』という成分が含まれていますが、このイソチオシアネートは 高血圧の予防や動脈硬化の引き金になる血栓が作られるのを防いでくれる作用があります。 よく血中コレステロール値という言葉を耳にしますが、この値が高いと血液がドロドロになるため、 脳血栓や心筋梗塞のリスクが出てきます。ケールには、この血中コレステロール値を下げる効果があるのです。

ゴーヤの青汁
ゴーヤーに含まれるシトルリンという成分が高血圧の改善に効果があるようです。 シトルリンが一酸化窒素を作り出すことで血管が拡張し、血液の流れが良くなることが解明されています。 シトルリンは、体内では合成されないので、食べ物から補うしかないのです。 ゴーヤーはこのシトルリンを豊富に含んでいます。 ゴーヤが苦手な人は、シトルリンのサプリメントで摂取するといいでしょう。

明日葉の青汁
脳卒中の改善や高血圧症の予防に役立つ青汁として、明日葉(あしたば)があります。 明日葉(あしたば)に含まれているニコチアナミンには降圧作用があると言われています。 また匂いの成分にはコレステロールを下げる働きがあり、スコルジニンは血管を広げ、血圧を下げる効果があります。 明日葉(アシタバ)は、秦の始皇帝が不老不死の霊草として珍重したと言われているほどで、一番の効果が血圧効果作用です。 常食としている八丈 島の人々には高血圧の人が少ないことで知られています。