高血糖対策・糖尿病予防に『大豆食品』
厚生労働省の研究班は、『大豆食品』やイソフラボンを多くとっている女性では、 2型糖尿病の発症リスクが低減するとする研究結果を発表しました。 ただし、この傾向は肥満の女性や、閉経後女性にだけみられ、 大豆食品の摂取により肥満の女性の発症リスクは最大で38%減少したとのことです。 また、海外の研究では、大豆食品などに多く含まれるイソフラボンを摂取することで、 耐糖能が改善しインスリン抵抗性が低下したなど、2型糖尿病に対する有効性を示唆した研究が発表されています。
■大豆食品と高血糖症(糖尿病)
『大豆』は、2型糖尿病に効果があると言われています。
厚生労働省が行った研究では、大豆製品・イソフラボンを積極的に摂取することによって、肥満体型の方、
閉経後の女性に糖尿病の発症リスクが低下すると報告されています。
大豆に含まれるイソフラボンには女性ホルモンに働きかける作用があるので、閉経後の女性に影響があるようです。
このように、糖尿病の予防対策としても大豆の効果が発揮されています。
イソフラボンが血糖値を低下させるとの報告もあり、大豆を食事に取り入れるようにしている方も多いようです。
乾燥大豆は100gあたりに約11gの糖質を含んでおり、豆類の中では最も糖質が少ないと言えるので、
糖質制限のある中で、食べやすい食品だと言えます。
また、「レシチン」が高血糖症に効果的であるとの意見もあります。 大豆に含まれるレシチンは、血液にとって必要なものを取り入れ、不要なものを排出したり、 内臓の細胞を活性化させることによって、インスリンを分泌するすい臓も活性化し、肝臓も正常化する働きをする、とのことです。 さらに、高血糖症になると、血管内壁にコレステロールが付着することにより血流が悪くなって動脈硬化を引き起こし、 血栓ができやすくなるのですが、大豆レシチンは水と油を乳化する作用があるので、 血管に付着したコレステロールを取り除く効果も高いそうです。 大豆レシチンは、サプリメントなどでの摂取もできますが、日々の食生活の中で、豆腐や納豆、豆乳など、 大豆食品を取り入れることで簡単に摂れます。