メタボ対策の食事療法「夕食寒天ダイエット」
メタボリック症候群を改善するためには、摂取カロリーを減らすことが欠かせませんが、 食事量を制限して体重を落とすのはなかなか難しいものです。 そこでお勧めなのが「夕食に寒天を食べること」 夕食に寒天を取ることで、摂取カロリーが減らせ、高血糖・脂質異常・高血圧が改善されます。
■ダイエットには・・・
夕食の摂取カロリーを制限する
「メタボリックシンドローム」の人は、まず間違いなく摂取カロリーが過剰になっています。 したがって、メタボを改善するためには、摂取カロリーを減らすことが欠かせません。 とはいえ、一度でもダイエットを試みた経験がある人なら、食事量を制限して体重を落とすことの難しさを よくご存知だと思います。 しかし、難しいと思える食事制限が、夕食に寒天を食べるようにすると、驚くほど簡単に実行できるようになります。 なぜ夕食だけを制限するのかというと、朝と昼の食事で摂ったカロリーは日中の活動で消費できる一方で、 夕食後はカロリーを消費する機会がほとんどないからです。メタボの人というのは主に夕食の食べすぎが大きな原因で、 内臓脂肪が蓄積されて太ってしまうのです。 では、夕食をどのくらい減らせばいいのかというと、具体的にはご飯一膳分(200g)に当たる300kcalを減らせば十分です。 そして、300kcalの食事制限を容易に実行するための秘訣として用いるのが『寒天』です。 「夕食寒天ダイエット」は、この寒天を夕食で摂るご飯の代わりに食べるだけの簡単ダイエットです。
●夕食寒天ダイエット
夕食で寒天をご飯代わりに食べるだけ
寒天は食物繊維の塊で、カロリーはほとんどなく、いくら食べても太る心配がありません。 また、腸内の余分な脂肪や糖の吸収速度を抑える働きもあります。さらに、便通を促して腸内環境を整えてくれると同時に、 乾燥重量の100倍もの水分を吸収して固形化しているため、それだけで満腹感が得られるといった特徴を持っています。 しかも、寒天はほとんど無味無臭のため、食べ方のバリエーションも豊富で、いつまでも飽きずに美味しく食べることが できます。利用法も簡単で、スーパーで市販されている棒寒天や糸寒天、粉寒天をよく煮溶かしてから、冷蔵庫で冷やし固め、 それを夕食の直前にご飯茶碗一膳分(180~200g)だけ食べればいいのです。
何種類かある市販の寒天の中では、粉寒天を使うのがお勧めです。粉寒天は湯にサッと溶け、簡単に美味しい寒天が 作れます。寒天を煮溶かす際の水の分量などは、製品のパッケージに記載されているので、それに従ってください。 冷やし固めた寒天は、サイの目に切って、黒蜜やきな粉、ハチミツ、ジャムをかけて食べます。 トコロテンのような麺状にして酢醤油をかけても美味しく食べられます。どんな食べ方にせよ、 とにかく夕食の直前にご飯茶碗一膳分相当の寒天を食べればいいのです。 その際、夕食のおかずは油物を避けて、ご飯はできるだけ少なめにします。食膳に寒天を摂っているので、 ご飯なしでも十分に満腹感はあるはずです。もちろん、それと併せて減量するには運動も必要で、1日1万歩を目標に ウォーキングも行うようにしてください。