禁煙補助内服薬【医薬品】

内服薬タイプの禁煙補助薬は、新しく登場した内服薬で、禁煙外来などで処方を受けて使う薬です。 最初の1週間は喫煙を続けながら服用することもでき、その後は断煙します。 この薬には、脳内でのニコチンの働きを遮断する作用があります。 タバコを吸うと、脳内の「ニコチン受容体」にニコチンが結合し、「ドーパミン」という物質が放出されて、満足感が得られます。 この禁煙補助サプリメントの成分含有成分バレニクリンは、脳内に入るとニコチン受容体と結合します。 そのため、喫煙により体内に入ったニコチンはニコチン受容体に結合できず、ドーパミンの放出が妨げられます。 したがって、この状態でタバコを吸っても、あまりおいしく感じられず、報酬感を得られないため、喫煙欲求が低下します。 また、バレニクリンがニコチン受容体と結合することで少量のドーパミンが放出されるため、禁断症状が和らぎます。

◆使い方・副作用

毎日服用します。副作用に注意しながら、少量から飲み始めます。 飲み始めてから1週間は喫煙しても構いません。 やがてタバコが欲しくなくなり、禁煙できます。 副作用としては吐き気・胃の痛み・不眠・頭痛・めまい・便秘・怖い夢を見る・眠くなるなどがあります (吐き気・胃の痛み・不眠が最も現れやすい)。


■禁煙補助内服薬【医薬品】「チャンピックス」

『内服薬系禁煙補助サプリメント「チャンピックス」』は、知名度の高い医薬品メーカーが販売している医薬品です。 チャンピックスの含有成分「バレニクリン」は、ニコチン性アセチルコリン受容体の部分作動薬です。 ニコチン受容体は、ニコチンが結合するとドパミンが放出され、強い快感や報酬感をもたらし、 これがニコチン依存の原因とされます。バレニクリンは、ニコチンに代わってニコチン受容体に結合することで、 禁煙に伴う離脱症状やタバコに対する切望感を軽減します。 またそれと同時に、ニコチンに先んじてニコチン受容体を占有することで、再喫煙した場合にも満足感が得られにくくなり、 禁煙を持続しやすくなる効果が期待できます。