ガゴメ昆布フコイダン

日本には30種類以上もの昆布が生育していますが、『ガゴメ昆布』は、 表面を覆うネバネバとしたネバリの量が他の昆布とは格段に違い、非常に多いのです。 ガゴメ昆布のネバリは驚異的で、水にさらすとネバリが帯状につながり、 1m以上持ち上げても切れないどころか、手でちぎるのも容易でないほどです。 このガゴメ昆布の驚異的なネバリに含まれる『フコイダン』 と呼ばれる天然成分の健康維持効果が注目を集めています。


■「ガゴメ昆布フコイダン」とは?

驚異的なネバリの強さ
免疫細胞を活性化させ、癌の治癒効果を高める

癌治療のサポートに優れた効力を発揮するフコイダンですが、 全てのコンブに同じように含まれるわけではありません。 日本の近海には、真昆布や日高昆布、利尻昆布をはじめ、30種類以上のコンブが生息していますが、 これらの中で最もぬめりが強く、フコイダンが多量に含まれているのは『カゴメ昆布』と呼ばれる種類です。 ガゴメ昆布はコンブ科トロロコンブ属に分類され、大きさは幅40〜50cm、長さ250cm以上、厚さ0.3cmほど。 コンブの表面には凹凸模様があり、「ガゴメ」という名も「籠目(かごめ)」がなまったものだそうです。 ガゴメ昆布は真昆布などと違い、北海道ならどこでも採れるというものではありません。 水温や水深などの生育条件が非常にデリケートで、生育場所も函館市近海と極めて限られた地域でしか採れない 非常に貴重なコンブで、松前漬けやとろろ昆布などの原料に使われています。 ガゴメ昆布のネバリはどのコンブよりも多いのが特徴です。最近の研究で、このネバリに含まれる成分が健康によいとわかり、 にわかにガゴメ昆布の存在がクローズアップされてきました。 TVや雑誌でたびたび取り上げられ、品薄状態になることもしばしば。 最近では安定した供給のために養殖への取り組みも始まっています。


●ガゴメ昆布フコイダンの働き

このガゴメ昆布に含まれるフコイダンの「アポトーシス効果」については、日本癌学会学術総会などで、 これまでさまざまな研究結果が報告されています。 例えば、人工培養したヒトの癌細胞(ヒト前骨髄性白血細胞)にガゴメ昆布のフコイダンを添加した実験では、 約40分で対象となった癌細胞が死滅しています。 また、癌細胞のアポトーシス効果のみならず、肉腫を小さくする「抗腫瘍作用」「免疫細胞の活性化作用」などがあることも確認されています。 ガゴメ昆布の抗腫瘍作用については、これまで注目されてきたメカブやオキナワモズクに含まれるフコイダンよりも、 腫瘍を小さくさせる働きが強いのが特長。また、ガゴメ昆布は、癌やウィルスと闘う免疫細胞の 産生を促すことに加え、すでにある免疫細胞(NK細胞)を活性化させる働きも確認されています。 つまり、ガゴメ昆布のフコイダンには癌細胞を死滅させるだけにとどまらず、弱った体を元気にし、 癌に対する免疫効果や治癒効果そのものを高める効果も期待できるのです。


●ガゴメ昆布フコイダンは、血栓の形成を抑え、傷ついた細胞が再生する

ガゴメ昆布のフコイダンには、このほかにもさまざまな健康効果が確認されています。 まず挙げられるのは、血栓が作られるのを抑制する「抗血栓作用」でしょう。 血栓は血管に付着した血の塊をいい、血液中にコレステロールなどがたまることで大きくなり、 動脈硬化や脳梗塞などの病気を引き起こす原因になるとされます。 ガゴメ昆布のフコイダンには、こうした血栓の形成を抑える働きがあるといわれているのです。 また、傷ついた細胞を再生させ、体内の組織や器官を修復する働きがあることも、近年の研究でわかっています。 ガゴメ昆布由来のフコイダンによって肝細胞増殖因子(HGF)と呼ばれる特定のたんぱく質の生成が促されることで、 肝細胞はもちろん、腎臓や肺、血管、皮膚などの組織細胞の再生も促されるからです。 胃潰瘍や十二指腸潰瘍の原因であるヘリコバクターピロリの感染が抑制されるなど、このほかにも全身の健康状態を 高めてくれるさまざまな作用が発見されています。


●ガゴメ昆布フコイダンはこんな方にお勧め

■生活習慣病が気になる方
■病弱な方
■胃腸の弱い方
■心身の疲労を感じる方
■ダイエットをしたい方
■外食・インスタント食・肉食が多い方
■野菜不足(嫌いな)方
■美しさと若々しさを保ちたい方