黒酵母202由来β-グルカン

免疫力を活性化し、癌や糖尿病予防・改善に効果が期待される『黒酵母202由来β-グルカン


■「黒酵母202由来β-グルカン」とは?

医薬品にもなっているものと同じような構造

健康の保持・増進に役立つといわれる「機能性」のある食材として、「β-グルカン」が今注目されています。 グルカンは多糖類(糖が複数結合したもの)の一種で、動植物や微生物に広く含まれています。 グルカンにはα-グルカンとβ-グルカンの2種類があり、デンプン、グリコーゲンなどはβ-グルカンです。 ヒトにはα-グルカンを分解する酵素があり、摂取するとブドウ糖まで分解されて、エネルギーのもとになります。 一方、β-グルカンは分解酵素がないため、そのまま排泄されます。野菜に含まれるセルロースはβ-グルカンの一種で、 食物繊維として働きます。 β-グルカンにはいろいろな種類がありますが、その中のある限られたβ-グルカンに、免疫力を高める効果や癌の増殖を 抑制する効果を発揮するものがあります。私たちが古来より食べてきたシイタケ、マイタケなどのキノコ類や 漢方薬として利用してきた霊芝などは、β-グルカンを豊富に含みます。 ただし、食品に含まれている量だけでは免疫活性ぶっちつとしての機能を十分には発揮できないと考えられています。

βグルカンの中には、効果が医学的に証明され、医薬品として認可されているものもあります。 実際に、シイタケから抽出・精製されたレンチナンは、再発胃癌の治療に抗癌剤とともに使われています。 また、スエヒロタケから作られるシゾフィランは、子宮癌の放射線治療の際に同時に用いられています。 いろいろなβ-グルカンのうち、機能性が高いのは『黒酵母202由来β-グルカン』で、 免疫を活性化する作用を示すことが以前から知られていました。 中でも、私たちが特に着目したのが、米ぬかなどの培地に培養された黒酵母菌から作り出されたものです。 この「黒酵母由来β-グルカン」は、医薬品となっているβ-グルカン、すなわちレンチナンやシゾフィランと同じような構造をしているのです。


●免疫力の指標となるNK細胞活性が上昇した

黒酵母は土壌に存在する微生物ですが、黒酵母なら何でもOKというわけではありません。 人にそれぞれ個性があるように、菌にもさまざまな機能特性があります。 その点、β-1・3-・6フル感を作りっだす菌株は特性が際立っているといえるでしょう。 黒酵母自体がこのグルカンを育て、菌体の外側に作り出すのです。 グルカンを作り出す黒酵母は、元宮崎大学教授の藤井昇先生が発見され、1993年ころから、より効果的な菌株と グルカンの発見に努めるとともにその薬理研究を長年続けてきました。

その後、当時の厚生省認可のもと、高知大学と土佐市、民間企業の産学連携による事業として、 高知大学医学部と土佐市民病院で臨床試験を行ってきました。これまでに様々な臨床効果のあることが報告されています。 まず、マウスを使って実験で、この黒酵母202菌由来β-グルカンを摂取させると、NK細胞を活性化する作用や 癌の増殖を抑える効果があることがわかりました。NK活性とはナチュラルキラー(NK)細胞の働きを表します。 NK細胞は、癌細胞やウィルス感染細胞を死滅させる細胞で、免疫の強さの指標にもなっています。 ヒトでは、12〜52歳までの男女11人に、黒酵母202菌由来β-グルカンを1ヵ月間摂取し続けてもらった結果、 10人のNK再生が上昇し、上昇の割合は平均で90.9%、おおよそ2倍に上がりました。

担癌患者(体のどこかに癌がある人)に引用してもらった試験でも、12週間の飲用で、平均で2ヶ月後には38.7%、 3ヶ月後には38.5%もNK活性が上昇。高齢者を対象とした同じ臨床試験結果でも、3ヶ月間の飲用で、平均で46.6%上昇しました。 また、糖尿病に関しては、人を対象とした試験の結果、食後の血糖値の上昇抑制効果が確認されていますし、 長期摂取することで空腹時の血糖値が低下することもわかりました。 このほか、若い女性や高齢者の便秘改善効果も確認されています。

高齢化が進み、癌患者も増加している今日、高齢者の免疫力の維持・向上や癌の予防にも、黒酵母菌由来202由来β-グルカンは 役立つことでしょう。また、放射線や抗癌剤などの治療とも併用も期待されます。 さらに、寒く乾燥した冬に流行するインフルエンザいやカビの予防効果も期待きるでしょう。 黒酵母202菌由来βグルカンは、液体のものや粉末化したものがあり、既に食品添加物としても販売されています。 レンチナインやシゾフィランと違って医薬品ではないので、利用しやすいのも利点です。 実際、免疫力のアップや、さまざまな目的に用いられ、多くの方々に喜ばれています。ぜひお試しください。