深海鮫エキス・肝油(スクワレン)

鮫の肝臓から抽出された『肝油』は1884年に初めて商品化されました。 1911年には「肝油ドロップ」が造られ、学校の給食に栄養補給として、配られていました。 100年以上たった今でも、老若男女問わず鮫肝油は親しまれ続けており、現在では、鮫肝油から更なる栄養素を抽出することにも成功しています。

昔から深海鮫生肝油の豊かな栄養分は、漁師をはじめとした海の男たちにとって、健康を支える貴重な要素となっていたようです。 アメリカの文学の巨匠として知られる、アーネスト・ヘミングウェイの代表作『老人と海』にも、 主人公の老人が、鮫の肝油をコップで一気に飲み干し、「わしの元気の源は、毎日飲むこの一杯だ。」と語るのです。 1950年代の作品ですが、この頃から健康に良いものとして、鮫肝油は根付いていたのです。

深海鮫の肝臓には、生体維持に不可欠な多くの成分が配合されており、そのエキス・肝油を摂ることは、健康維持・健康増進などに大いに役立ちます。


■深海鮫

スクアラミンという物質が注目を浴びている

 『深海鮫』は、4億5千万年の進化の過程の中で、ほとんどその形を変えず生息し続けてきました。 深海300m〜1000mの環境では、酸素も栄養も太陽光もほとんどなく、 そのような苛酷な環境下で生息し続けられた秘密は深海鮫の体の1/3も占めている肝臓にあると言われています。 深海鮫は、酸素と栄養を肝臓に蓄えることで、深海で生息し続けることが可能になったのです。

鮫の生肝油は健康食品として昔から親しまれており、長い期間海の上で過ごす漁師たちには、 栄養補給と体力維持に欠かせない重要な食品です。 鮫肝油にはスクワレンだけではなく、アルコキシグリセロールやオメガ3脂肪酸( DHA、EPA、αリノレン酸 ) ビタミンA・D・Eなどの体に良い栄養成分が含まれます。 深海鮫は、水深千メートルの酸素が少ない深海に生息できるほど、強靭な生命力を持っています。 その生命力の秘密が肝油にあります。

さらに、深海鮫は癌にならないという不思議な生体を持っており、その研究がアメリカで進んでいます。 深海鮫の肝臓に含まれている「スクアラミン」という物質が注目を浴びているのです。 深海鮫の肝臓の成分は、生体維持に不可欠な多くの成分が配合されており、 深海鮫肝油を摂ることは、健康維持・健康増進などに大いに役立ちます。


●深海鮫エキス・肝油の代表的成分

下記に示した8成分が一般的な深海鮫肝油成分と主な作用です。
これらの深海鮫肝油成分が相互作用によって、より効率的に働きます。

◆スクワレン
酸素運搬、細胞復活、免疫力強化、殺菌作用、鎮痛作用、解毒作用、抗酸化作用、浸透作用
◆スクアラミン
優れた殺菌作用とともに、血管新生抑制作用
◆アルキルグリセロール
免疫機能強化、制ガン作用
◆オメガ3脂肪酸(EPA、DHA)
抗炎症作用、抗凝血作用、脂肪分解
◆炭素鎖27(R-27)
赤血球変形機能の向上、血液の活性化、血管の保護・強化
◆ビタミンA
抗腫瘍作用、成長促進、免疫機能の助長、細胞膜・粘膜の強化、目のビタミン補給
◆ビタミンE
抗酸化作用、酸素効率の向上、全身活性化、血液・血管・肌・脳の老化防止、ビタミンAの酸化防止
◆微量ミネラル
抗酸化酵素の補助因子、体の機能の維持・調節

◆スクワレン

今、深海鮫の肝油に含まれる「スクワレン」が注目されています。
酸素が極めて少ない水深300m〜1000mという低酸素、高水圧の光のない環境下で、 4億年もの昔から生き抜いてきたといわれる深海ザメの「肝油」の大部分がスクワレンです。 特に良質のスクワレンが採れるアイザメの肝臓から採れる肝油の約9割を占めるスクワレンには 水を分解して水素を取り込み、酸素を放出、結合する仕組みがあります。それにより代謝を活発化し、 血液ををサラサラにする効果があるとされています。