インフルエンザ対策に『プロポリス』

今話題の『プロポリス』も世界が注目する強力な感染防止食で、抗インフルエンザ作用が続々と判明。


■ウィルス感染症を防ぐと注目の食品

インフルエンザを始めとする感染症の予防に抜群の効果を発揮する食品として、いま世界的に注目を集めているのが、 強力な抗菌力があり天然の抗生物質とも呼ばれている『プロポリス』です。 プロポリスとは、ミツバチが植物から集めてきた樹脂と、自身の唾液に含まれる酵素が混ざってできた天然のヤニ状の物質で、 ミツバチがどの植物から樹脂を採取してくるかによって種類が異なり、さまざまなプロポリスが存在します。 ミツバチは、プロポリスを巣の出入り口や内部の壁に塗りつけ、巣に侵入してくる生物や病原体から身を守るとともに、 巣を清潔に保っています。また、外から戻ってきたみつばちは巣の入り口でプロポリスと接触することによって、 体に着いた雑菌やウィルスを殺菌・消毒しているのです。

このようなプロポリスの抗菌作用は、私たちが食品として摂取した場合にも体内で発揮され、病原菌やウィルスの増殖を阻止できる と考えられています。実際に、人類は古くからプロポリスの抗菌作用を知っており、古代エジプトでは、ミイラを作る際の 防腐剤として利用していました。また、ローマやギリシャでは、プロポリスを抗菌・抗炎症作用を備える民間薬として用いていたといいます。 現在ではブラジルをはじめ、世界各国でプロポリスが採取されており、医薬品あ栄養補助食品の材料として広く活用されています。


●治療薬の耐性型にも有効性を示した

プロポリスには、さまざまな感染症の予防に効果のあることが報告されていますが、中でもインフルエンザウィルスの 増殖作用は特筆すべきでしょう。一般に、医療機関で用いられるインフルエンザ治療薬(タミフル)には、 感染先の細胞内で増殖した子孫のウィルスが出芽(細胞の外に出ること)するのを防ぎ、ウィルスがほかの細胞へ広がるのを抑えて、 重症化するのを食い止める働きがあります。しかし、治療薬には制約があり、インフルエンザの発症から48時間以内に 投与しないと効果は期待できないとされています。

それに対して、プロポリスには、ウィルスが出芽する以前に細胞内で増殖を抑える働きがあると考えられています。 つまり、プロポリスを常にとっていれば、ウィルスがいつ体内に侵入しても、その増殖を抑えられる一定の効果が期待できると 考えられるのです。この効果については、某研究グループが行った二つの試験によって明らかになっています。
一つ目の試験では、インフルエンザのウィルスに感染したマウスを@プロポリスを経口投与した群、 Aインフルエンザ治療薬を経口投与した群、B何も投与しなかった群の三つに分け、それぞれの肺の中のウィルス量をし食べました。 すると、プロポリスを投与したマウスの肺の中のウィルス量は、治療薬を投与したマウスと同等か、それ以下に減っていたのです。 二つ目の試験では、インフルエンザウィルス(A型・B型・タミフル耐性型)に感染させた犬の腎臓の細胞にプロポリスを添加して、 ウィルスが増殖する程度を調べました。その結果、すべての型でウィルスの増殖が抑えられていたのです。


●ヘルペスウィルスの害まで抑えると判明

さらに、インフルエンザ以外にも、プロポリスの抗ウィルス効果を試験で確認しています。 この試験では、水疱瘡や帯状疱疹などを引き起こすヘルペスウィルスを皮膚感染させたマウスにプロポリスを投与しました。 すると、皮膚でのウィルス量が減少し、既に皮膚に異変がある場合には症状改善の効果が確認されたのです。 ほかにも、動物試験においてプロポリスの抗酸化作用・肺機能改善作用・抗アレルギー作用などが多数確認されており、 その成果が日本国内ばかりが海外の学会で次々と報告されています。

プロポリスには、ポリフェノールやフラボノイド、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、脂肪酸など何百種類もの成分が含まれています。 しかし、そのうちどの成分がウィルスの増殖を抑えているのかについては、今のところ研究段階です。 おそらく、プロポリスに含まれている多くの成分が相乗的に働き、ウィルスの増殖を抑える効果を発揮するのではないかと 推測されます。現在、ブラジル産を始めとするプロポリスの栄養補助食品がたくさん市販されています。 そうした栄養補助食品を常食すれば、インフルエンザの感染を防ぐ一助になるでしょう。 実際に、プロポリスを摂った人からは、「介護の仕事で、多くの人と接しているにもかかわらず、プロポリスを毎日摂るようになって、 風邪はもちろんのこと、インフルエンザにかかることまで全くなくなった」といった感想が寄せられているほどです。 皆さんも、インフルエンザ予防のために、ぜひプロポリスを活用してください。