耳鳴り解消に『蜂の子』

蜂の子は、古くから人の健康に役立てられてきた伝統食材です。 それが近年、不飽和脂肪酸を始め、アミノ酸、ビタミン、ミネラル類などが幾種類も含まれることがわかり、 健康への有用性が明らかになってきており、注目を集めています。 国民栄養調査では、現代人の食生活で特に不足していると指摘されたのが亜鉛や鉄などのミネラルです。 それらの不足しているミネラルやビタミン類、アミノ酸を補うには、蜂の子は最適な食材の一つといえるでしょう。


■耳鳴りが起こる仕組み

私たちの耳は、大きく3つの部分に分けられます。まず、耳たぶや外耳道によって構成される「外耳」。 次に、鼓膜や耳小骨がある「中耳」。最後に、前庭と蝸牛で構成される「内耳」です。 私たちが音を聞く場合、外耳と中耳は、外部の音を振動として拾い上げて内耳に伝える働きをします。 この仕組みを「伝道系」といいます。振動を音に変えるのが内耳です。内耳は、振動を電気信号に変えて脳に伝え、 それを私たちは音として認識するわけです。この仕組みを「感音系」といいます。 もう少し詳しく説明すると次のようになります。

耳の最も外側にある耳たぶなどで集められた音は、振動として外耳道を通り、鼓膜に伝えられます。 鼓膜は、振動を拾い上げる働きをしています。鼓膜に伝わった振動は、耳小骨で約30倍に増幅されるのです。 増幅された振動は、今度は内耳にある蝸牛によって電気信号に変換されます。その電気信号が脳に伝わるわけです。 耳鳴りはほとんどの場合、「蝸牛の働きの衰え」によって起こります。 蝸牛という器官は、1本の管が2.5回転した形をしていて、その名称どおりカタツムリに似ています。 蝸牛の内部は、リンパ液という物質で満たされています。 蝸牛が正常に働いていれば、リンパ液が振動したときに特殊な細胞がその振動を捉え、電気信号に変換します。 ところが、蝸牛の働きが衰えると、鼓膜から振動が伝えられていないにもかかわらず、脳に電気信号が送られるようになるのです。 つまり、本来なら何も聞こえていない状態なのに、音が聞こえてくるわけです。 この状態が耳鳴りなのです。


●ミネラル不足が血行不良を招く

では、なぜ蝸牛の働きが衰えるのでしょうか。その最も大きな原因と考えられるのが、「蝸牛の血行不良」です。 血行が滞れば、当然、栄養や酸素が十分に送られません。その結果、蝸牛の働きが衰えてしまうのです。 ですから、見方を変えれば、蝸牛への血行を促すことができれば、うっとうしい耳鳴りを解消することもできるわけです。 では、蝸牛の血行を促すには、具体的にはどうすればいいのでしょうか。 実は、そのためには、私たち現代人が陥りがちな「食生活の乱れ」を正さなければなりません。

よく指摘されるように、私たち現代人は、忙しい毎日を送っています。その影響によるものでしょう。 日々の食事は、外食で済ませる機会が増えました。熱を加えるだけで手軽に調理できる、加工食品も多食しがちです。 中には、減量するために、極端な食事制限をする人もいます。 こうした食生活は、私たちの体に必要な栄養のバランスを狂わせ、栄養不足を招きます。 不足しがちな栄養の代表が「ミネラル(無機栄養素)」。 ミネラルの中でも「国民栄養調査」などで特に不足していると指摘されているのが、亜鉛や鉄です。 亜鉛や鉄は、不足すれば貧血になることでもわかるように血液を作るのに欠かせない栄養です。

現代人の食生活では、こうした亜鉛や鉄などが足りなくなって、全身をめぐる血液が不足しがちになり、 そうなれば、内耳への血行も当然滞るのです。耳鳴りを招く重大原因は、内耳周辺の血行不良です。 したがって、耳鳴りを解消するには、内耳の血行不良を改善する必要があります。 そのためには、血液を作るのに欠かせない亜鉛や鉄を十分に摂ることが肝心です。

【関連項目】:「亜鉛」


●蜂の子食品

しかし、そうはいっても、亜鉛や鉄などのミネラル(無機栄養素)は、食品に含まれている量が少ない栄養素です。 そのため、食生活の乱れを正して、亜鉛や鉄の豊富な食品をとるようにしても、なかなか補うことはできません。 では、どうすれば亜鉛や鉄などを、効率的に補えるのでしょうか。 そこで、これらの栄養素を効率的に摂る方法としてお勧めしたいのが「蜂の子食品」です。


■「蜂の子」とは?

今も利用される自然の恵み
生後21日目の幼虫が効果大

『蜂の子』というのは、クロスズメバチやオオスズメバチ、アシナガバチ、ミツバチなどのサナギから作られる食品のことです。 蜂の子は、中国では昔から滋養強壮効果に優れた生薬(植物などを性質を変えない程度に加工して作る薬)の一種として珍重されてきました。 「本草綱目」という医学書で取り上げられるほど、優れた生薬です。 日本でも、長寿県として知られる長野県などの一部の地域で、生のまま、あるいは佃煮として食べられています。 蜂の子は、成長するにつれて栄養価が高まりますが、成虫になる直前の生後21日目のサナギが、最も栄養が豊富とされます。 生後21日目のオス蜂の子は、まだタンパク質に変化する前の段階で、アミノ酸量が最も豊富な時期。 ミツバチ関連成分と比較をしてみると、蜂の子はローヤルゼリーのなんと3.3倍ものアミノ酸量を含んでいます。【(財)日本食品分析センター調べ】 また、生後21日目のオス蜂の子は、アミノ酸以外にも、数多くのビタミンやミネラルが豊富にバランス良く含まれています。

蜂の子食品は、こうしたサナギから作られるのです。 蜂の子食品の耳鳴り解消効果は強力で、治療が難しいとされているメニエール病に対しても、優れた結果が現れているほどです。 メニエール病というのは、前庭や蝸牛などの器官で構成される内耳の異常が 原因で起こる病気で、その症状は突然、耳鳴りやめまいが起こるのが特徴です。 そして、メニエール病の発作が起こるたびに、内耳の病変が進行していくのです。 メニエール病は、自律神経が不安定な人に起こりやすいことから、自律神経の乱れにも原因があると考えられています。 蜂の子食品が、メニエール病に効果を発揮するのも、血行を促す働きと共に、自律神経を安定させる働きのあることが深く関係しているでしょう。

蜂の子は、他の食品とは比較にならないほど、 亜鉛が豊富に含まれています。 蜂の子100g中における亜鉛の含有量は、9,24mg。これは、食卓に上る一般的な食品の中でも抜群に多い量です。 亜鉛が豊富といわれる煮干やゴマに含まれる亜鉛の量が、それぞれ7mg前後。そのことからも蜂の子の亜鉛の豊富さがわかることと思います。 また、蜂の子100gに含まれる鉄の量は、11.9mg。もちろん、この数値も、鉄が豊富といわれるほかの食品に決して引けを取りません。 さらに、蜂の子には、リンや カルシウムセレンなどのミネラルも豊富ですし、 ビタミンAビタミンB1、B2などのビタミン類も多く含まれています。


●豊富に含まれる「アミノ酸」

蜂の子が栄養の塊と称されるのは、上記のようなミネラルやビタミンの豊富さだけによるものではありません。 実は、ミネラルやビタミン以上に蜂の子に豊富に含まれているのが、たんぱく質を作る材料となる アミノ酸です。 アミノ酸は約20種類を数えますが、蜂の子にはそのうち18種類が含まれています。 その中には、人間の体では作ることのできない8種類の必須アミノ酸のすべてが含まれているのです。 18種類のアミノ酸の総量は、完全食品と形容されるほど栄養豊富な「ローヤルゼリー」のなんと33倍にも達します。 これらのアミノ酸は、それぞれが体の健康を保つために欠かせない役割を担っています。 その一部を簡単に紹介しておきましょう。

蜂の子に含まれるアミノ酸で、まず挙げられるのが「グルタミン酸」。 グルタミン酸は、筋肉組織の合成を促したり、免疫細胞を作る材料になります。 次に「アルギニン」。 アルギニンには、肝臓の働きを強めたり、ヒト成長ホルモンという物質の分泌を促して、体の働きを若返らせる働きがあります。 最後に「フェニルアラニン」。フェニルアラニンには、脳に働きかけて気持ちを前向きにする力があります。


●自律神経の乱れを正す

蜂の子には、「免疫グロブリン」と呼ばれる成分も豊富に含まれています。 私たちの体の働きは、自律神経によって調整されています。 自律神経は、緊張時に活発に働く交感神経と、休息時に優位になる副交感神経に分けられます。 交感神経と副交感神経のバランスが乱れると、さまざまな病気が起こるのです。 実は耳鳴りが起こるのも、血行不良と共に、自律神経の乱れが深く関わっていると考えられています。 免疫グロブリンには、こうした自律神経の働きを整える力があるのです。


●蜂の子の耳鳴り解消実験

1ヶ月で耳鳴りが治った

蜂の子食品の耳鳴り解消に対する具体的な効果について、ある大学で行われた試験があります。
その試験は、メニエール病の患者34人と更年期障害の女性13人の、計47人を対象として行われました。 被験者全員に耳鳴りやめまい、ふらつきの症状があり、47人のうち24人は難聴も訴えていました。 こうした被験者に、1日3回、計500mgの蜂の子の乾燥粉末を1ヶ月摂ってもらったのです。 すると、ほとんどの被験者の耳鳴りが改善し、80%近い人たちはすっかり解消したのです。 一般的にいって、メニエール病は薬による治療でも完治に最低3ヶ月はかかるとされています。 それを考えれば、蜂の子食品の耳鳴り解消に対する効果は、かなり高いといえるでしょう。