高血圧の合併症予防に「血液サラサラ酵素」
高血圧が怖いのは合併症で、高血圧を放置して悪化すると脳卒中は6倍、心筋梗塞は3倍も多発し、目の網膜症さえ招きます。 今、高血圧の悪化を防ぎ、合併症を見事に退けるとして『血液サラサラ酵素』が注目されています。
■高血圧の治療を受けているのは全体の約3割
高血圧を放っておくと、脳卒中(脳梗塞・脳出血など)や心筋梗塞といった命とりの病気の原因になることは、 皆さんもご存知かと思います。実はそれ以外にも、失明を招く眼病(高血圧網膜症・眼底出血)や、 腎臓の機能が失われる腎不全などの合併症を招くことさえあるのです。 日本における高血圧の患者さんの数は、約4000万人と推計されていますが、すべての人が治療を受けているわけではありません。 実際に、高血圧の治療を受けている人は3割程度ではないかといわれています。 つまり、7割の人は治療を受けず、高血圧を放置したままなのです。 高血圧の人は、職場や自治体の健康診断で血圧の異常を指摘され、治療を受けるように勧められます。 にもかかわらず、多くの人が治療を受けないのは、高血圧の自覚症状がほぼないからでしょう。 そのため、高血圧に対する危機感がないのです。
■高血圧が確実に寿命を縮める
自覚症状がほぼないからといって、暢気に構えてはいけません。 高血圧を放置したままでいたら、近い将来に合併症が起こることは確実です。 血圧の高い状態が続くと、血管壁が損傷して動脈硬化が進みます。そして、動脈硬化が進むと血圧が高くなり、 さらに動脈硬化に拍車がかかる、といった具合に、両者は悪循環を繰り返しながら悪化していくのです。 また、高血圧で動脈硬化が進んでいる人は、血栓ができやすいことも問題です。 動脈硬化で硬く狭くなった血管では、血液が滞りやすいため、その場所に血栓ができやすいのです。 この血栓が脳の太い血管で詰まれば脳梗塞を引き起こし、心臓の冠動脈で詰まれば心筋梗塞を招きます。
ちなみに、ある調査によると、高血圧の治療を受けずに放置していると、脳卒中が発症する危険は最大で3倍も高くなる、 といわれています。脳卒中や心筋梗塞は命にかかわる病気なので、高血圧を放置することは、 寿命を縮めることになるといえるでしょう。 実際に、高血圧が寿命を縮めることを示すデータがあります。それは、米国・コロンビア大学のピッカリング教授が 血圧と余命を年代別に調べたものです。この調査結果によると、高血圧とそうでない人の余命の差は、 45歳の場合では11.5年、55歳の場合では6年となり、高血圧が確実に寿命を縮めていることがうかがい知れます。
また、最初に述べたように、高血圧の悪影響は、目にも現れます。 そもそも目は、全身の中でも微小な毛細血管が特に多く通っている器官です。 そのため、高血圧で動脈硬化が進むと目の血流が滞って、目の細胞に十分な酸素や栄養が行き渡らなくなるのです。 特に目の網膜(カメラでいえば光を感知するフィルムに相当する眼球の奥の膜) の中に張り巡らされている毛細血管の血流が滞ると、高血圧網膜症という眼病が起こります。 高血圧網膜症の初期は、視界に霧がかかったように見える程度ですが、病気が進んで網膜浮腫や網膜剥離を起こすと、 視力低下が著しくなります。そして、さらに病気が進むと、最悪の場合は失明を招くこともあるのです。
他にも高血圧で目の動脈硬化が進むと、網膜の表面の血管が詰まって出血することがあります。 これを眼底出血といい眼底出血になると視力低下のほか、出血した部分が欠けて見えるようになったりします。 また、目の血流が悪化すると、視野が次第に欠けていく緑内障にもなりやすくなる、といわれています。