酵素飲料
腸内で『酵素』が不足すると、さまざまな病気や体調不良が現れます。 血液はすぐにドロドロ状態と化し、 動脈硬化を進め、 やがて脳梗塞や 狭心症、 心筋梗塞などの命取りの病気を引き起こします。 最近の研究で、健康で長生きできる秘訣として「酵素」が大きなカギを握ることがわかってきました。 酵素は、食物の消化吸収をはじめ、呼吸や筋肉の働きに至るまで関係しており、 酵素の働きがなければ、人間も動物も生きることはできません。 いわば、「生命の源」であり、体に不可欠な栄養素なのです。 腸内で酵素が不足すると、さまざまな病気や体調不良が現れます。 酵素飲料はそのような状態を予防する効果のある飲料であるとされています。
■酵素
酵素が尽きれば、寿命も尽きる
食生活の改善や医療や衛生環境の整備により、戦後日本人の寿命は年々延びて、いまや世界でも有数の長寿国家となりました。 しかし一方で、病院や自宅で介護の必要な人が増え、できるだけ健康な体を保って寿命を全うするのはとても難しくなってきています。 そんな中、欧米の最新研究で、健康で長生きできる秘訣として、「酵素」が大きなカギを握ることがわかってきました。 私たちが健康に生きるためには、食事で三大栄養素(たんぱく質・糖質・脂質)、ビタミン、ミネラルなどをバランスよく摂ることが重要といわれてきました。 ところが、食事の栄養バランスに気を配っていても、体調が悪かったり、病気にかかったりしてしまうことがあります。 実は、栄養のバランスだけでなく、酵素をたくさん含んでいる食品を摂ることが病気の予防・改善に欠かせないのです。 酵素は体内に5000種類以上あり、さまざまな物質の合成や分解、排出、解毒、エネルギー供給などに関わっています。
人間の体にある酵素は、大きく二つの種類に分かれます。 一つは、食べ物の消化・分解・吸収に関わる「消化酵素」。 もう一つは、糖や脂肪をエネルギーとして燃焼し、新陳代謝を助ける「代謝酵素」です。 これらの酵素が体内に十分あり、正しく働くことによって、私たちの生命活動は維持されているのです。 かつて酵素は、体内で必要なだけ無限に作られると考えられてきました。 ところが、さまざまな研究の結果、体内の酵素は一生のうちで一定量しか作られないことがわかってきたのです。 ですから、食べ物で酵素を十分に補わない生活を送っていると、やがて消化や代謝に関わる体内の酵素が不足し、 極端な話、体内の酵素が全くなくなれば寿命も尽きてしまいます。
■酵素の働き
酵素の働きがなければ、人間も動物も生きられない
私たちが食べたものを消化・吸収・燃焼させたり、筋肉の動きや呼吸ができるのもすべて「酵素」のおかげです。 酵素は細胞内で作られるたんぱく質の一種で、人間はもちろん動物など、あらゆる生物の中にあります。 もし、酵素の働きがなければ、人間も動物も生きることはできません。いわば、「生命の源」であり、体に不可欠な栄養素なのです。 酵素の構造は、ミネラルの周りにたんぱく質が巻き付いたものです。 これらのミネラル類やたんぱく質の巻き付き方によって、今発見されている酵素の種類は約3000あります。 今後も新しい酵素は、次々と発見されていくといわれています。 しかし、これほどの数があっても、酵素はそれぞれ1つの働きしかありません。 例えば、消化酵素の「アミラーゼ」は、唾液の中に含まれたデンプンを分解するだけの酵素です。 このアミラーゼが、たんぱく質を分解することはできないのです。
- ▼消化・分解する働きが酵素の重要な役割
- 食べたものは胃や腸で消化・分解しますが、この働きをしているのが「酵素」です。 人間の腸内には、日常排泄される便以外に3~5キロの「宿便」があるといわれています。 腸の中に留まるのは、食べた物が分解しきれずに、そのまま残ってしまうためで、要因は酵素の不足によるものと考えられています。 溜まった宿便は、大腸菌など人間に害を及ぼす「悪玉菌」のエサとなって、体臭や口臭を発生させます。 生命活動の主役といえる酵素を補強すれば、宿便は分解され排出する働きの一つなのです。
- ▼酵素は血管中の毒素を抑えサラサラの血液にする
- 腸内で分解し切れなかった食物の分子を「毒素」といいます。 血液中に毒素が充満するのは、分子が大きく栄養として吸収されなかったために起こるのです。 これが内臓に溜まり、余分な脂肪になります。 この毒素も、酵素の力により腸内で分解されれば、栄養として吸収されるといわれています。
- ▼胃や腸で栄養素に分解、肝臓などの負担を軽減
- 血液は毒素を肝臓や腎臓へ運びますが、この毒素の量が多すぎると、臓器に負担をかけてしまいます。 酵素の働きによって、胃や腸で栄養素になるまで分解していれば、それらの臓器への負担も軽減できます。 特に、「肝機能障害」のある人は、酵素を補充した方が健康維持に役立てられます。
■食物酵素が不足すると
代謝酵素の不足がドロドロ血液を招く
一般に、食品に含まれている酵素を「食物酵素」といいます。 この食物酵素は、肉や魚介類、穀物、野菜、果物など、ありとあらゆるものに含まれています。 とりわけ、食物酵素が多く含まれているのが、生野菜や果物、生肉、生魚などの新鮮な食品と発酵食品です。 残念ながら、煮る、焼く、揚げる、電子レンジで温めるなど、加熱された食品には含まれていません。 というのも酵素は熱に弱く、48℃以上の環境では死滅してしまうからです。
ふだんから食物酵素の含まれる食品を多く摂れば、消化・吸収に費やされる消化酵素を節約でき、 そのぶん、糖や脂肪の燃焼を促す代謝酵素の働きが活発になります。 その結果、血液中の糖や脂肪もエネルギーとして使われやすくなり、血液をサラサラな状態に保てるのです。 もし、生の食品や発酵食品を十分に摂らず、腸内で酵素が不足すると、さまざまな病気や体調不良が現れます。 血液はすぐにドロドロ状態と化し、動脈硬化を進め、やがて脳梗塞や狭心症、心筋梗塞などの命取りの病気を引き起こします。 それだけではありません。代謝酵素が不足すると、 活性酸素を退ける体の抗酸化力が衰え、全身の細胞の働きも低下します。 すると、シミやシワ・白髪・薄毛など老化が早まるほか、 癌・ 糖尿病・ リウマチといった難病を招く原因にもなります。
■食物酵素を補うには
生野菜や果物、発酵食品を積極的に摂ろう
食物酵素を補うことが大切だからといっても、食べすぎは厳禁です。 満腹になるまでたくさん食べれば、それだけ多くの消化酵素が必要になるからです。 しかも、食品に添加物が含まれている場合は、有害物質を排出するため、より多くの代謝酵素が使われます。 また、過食を続けると、血液中の糖やコレステロール、中性脂肪が増え、 糖尿病・高血圧・ 高脂血症などの生活習慣病が起こりやすくなります。 そうした人は血液がドロドロ状態であることはいうまでもありません。 そのほかにも、ストレスの蓄積や 運動不足、そして、インスタント食品をはじめ加工食品の摂りすぎなど、 現代人は酵素不足に陥りやすい環境にさらされているのです。
では、酵素を補うとしたら具体的にどのような食品を摂ればいいのでしょうか。 まず、食物酵素を豊富に含み、生のままで食べやすい食品として、生野菜や果物が挙げられます。 毎回の食事でサラダや果物、あるいは大根や山芋のすりおろしを1、2品摂れば、消化酵素の浪費を防げます。 また、ぬか漬けやキムチ、納豆やチーズ、ヨーグルト、酢や醤油などの発酵食品にも多く食物酵素が含まれていることもわかっています。 発酵食品も毎回の食事で欠かさず摂るようにしましょう。
なお、少量でたくさんの食物酵素を補うなら、 「酵素飲料」や「酵素サプリメント」を利用するのも一つの方法です。