白内障予防に『ビタミンC』
「ビタミンC」には強い抗酸化力があるので、ビタミンCを積極的に摂取すれば、体内に発生した活性酸素を退け、 「白内障」の原因である水晶体の酸化を抑えることができます。 実際、白内障の発病率はビタミンCの摂取量に大きく左右されることが、国内外の研究で明らかになっており、 ビタミンCは、目を若返らせ、白内障も大幅に減ることが、日米の調査で確認されています。
■白内障予防に「ビタミンC」
水晶体の酸化を食い止める
『白内障』の原因は、レンズの役割を果たしている水晶体が濁ることです。 水晶体を白く濁らせるのは、紫外線などによって発生する大量の「活性酸素」で、 水晶体を構成するたんぱく質が、活性酸素によって酸化され変質してしまうのです。 白内障は老化現象の一種ですから、それを完全に防ぐことは不可能です。 私たちにできることは、その進行をいかに遅らせるかということになります。 ビタミンCには強い抗酸化力があるので、『ビタミンC』を積極的に摂取すれば、 体内に発生した活性酸素を退け、水晶体の酸化を抑えることができます。
水晶体に含まれる抗酸化物質のうち、最も含有量が多いのがビタミンCです。 そもそも水晶体には、他の体液(血液やリンパ液など)に比べて10〜30倍ものビタミンCが含まれています。 白内障の予防にも改善にも、ビタミンCの補給が不可欠なのです。 実際、白内障の発病率はビタミンCの摂取量に大きく左右されることが、国内外の研究で明らかになっています。 例えば、最近では、日本の厚生労働省の研究班が行った調査があります。 国内の4県に住む35,000人(45〜64歳)を、食事から摂っているビタミンCの摂取量ごとに5つのグループに分け、 その後5年間にわたって追跡調査をしました。その結果、ビタミンCの摂取量が最も多いグループは、 少ないグループに比べて、平均して約4割も白内障の発病率が低くなっていたのです。
このように、ビタミンCは白内障の予防・改善には欠かせない成分です。