健康維持のための特定保健用食品

「おなかの調子を整える食品」「コレステロールが高めの人の食品」「血圧が高めの人の食品」「血糖値が高めの人の食品」 「ミネラルの吸収を助ける食品」「虫歯の原因になりにくい食品」「体に脂肪がつきにくい食品」など、 安心・安全・効果が保証された、厚生労働省公認の特定保健用食品を紹介します。


■「特定保健用食品(トクホ)」とは?

成分の働きや摂取量が科学的に明らかで、安全であることが厚生労働省で認められた食品

『特定保健用食品(トクホ)』は、法律的には、 栄養改善法に規定された特別用途食品(病者用食品、妊産婦授乳婦用粉乳、乳幼児調整粉乳、 高齢者用食品があります)の中の一つに、1991年に加えられたものです。 栄養改善法が2002年に廃止になったため、現在は2003年施行の健康増進法と、食品衛生法の規制を受けています。

「食生活の改善」「健康増進」につながることが期待され、 その成分の働きや摂取量が科学的に明らかで、安全であることが厚生労働省で認められた特定保健用食品に許可マークが付けられます。 許可の裏付けとなる科学的根拠の基準には、試験管の実験、動物実験、人間を対象にした試験、の3つのレベルがありますが、 特定保健用食品の場合、日本人を対象にした摂取試験をし、有効データが出たものでなければなりません。

現在、特定保健用食品は保健の用途別に、

  • 「おなかの調子を整える食品」
  • 「コレステロールが高めの人の食品」
  • 「血圧が高めの人の食品」
  • 「血糖値が高めの人の食品」
  • 「ミネラルの吸収を助ける食品」
  • 「虫歯の原因になりにくい食品」
  • 「体に脂肪がつきにくい食品」
があります。


●特定保健用食品と薬の飲み合わせに注意

何らかの疾患があって薬を飲んでいる人は、薬と特定保健用食品との飲み合わせ、食べ合わせに注意が必要です。 たとえば、降圧薬と、血圧を調節する特定保健用食品を併用すると、血圧が下がりすぎる可能性もあります。 特定保健用食品は食品の範疇に入るものですが、薬に準ずるものと考えて、飲み合わせや食べ合わせに注意してください。 サプリメントや健康食品などでも、食べ合わせが起こることがありますから、 薬を使用している人は、事前に医師や薬剤師などに相談した方がよいでしょう。