生活習慣の改善②運動
食生活の改善だけでなく、運動も行うことが大切
食生活の改善だけだと、筋肉の量も落ちて、生命維持に最低限必要なエネルギー量である「基礎代謝量」が減ってしまい、痩せにくくなります。 また、強い骨を作るためには運動による刺激が必要なので、運動不足のままだと、骨の強さを示す「骨密度」が低下するという問題もあります。 運動を行うことで中性脂肪値が下がり、”善玉コレステロール”のHDLコレステロール値が上るため、 メタボリックシンドロームの解消や心血管疾患の予防に効果があることがわかっています。
●こまめに体を動かすことに加えて、軽い筋力トレーニングを行う
できれば、「ウォーキング」やジョギングなどの有酸素運動を、 生活の中に習慣づけていきましょう。ウォーキングなどの有酸素運動は、1日合計30分以上行うと効果的です。 しかし、働き盛りの年代には、その時間さえもなかなか取れないという人も少なくないでしょう。 運動のための時間が取れなくても、日常生活を送るうえで、こまめに体を動かすことを心掛けてください。 実は運動は、”貯金”することができます。少しずつの運動でも、足していけば結構な運動量になります。 ”塵も積もれば山となる”のです。 例えば、エレベーターやエスカレーターを使わずに、階段を使うなど、体を動かす方法はたくさんあります。 コピーやファックスの送信を部下に頼んだりせずに、自分でするのも、運動のうちだと考えましょう。 これに加えて、軽い筋力トレーニングを行いましょう。「スクワット」や「腹筋運動」などを有酸素運動と並行して行うと、 減量時の筋力の低下を予防できます。こまめな運動と軽い筋力トレーニングで筋力をつけることで、基礎代謝量も増え、 脂肪が燃えやすい体になるのです。