「高齢者の鬱病(うつ病)」への接し方

周囲の人は鬱病(うつ病)のサインを見逃さないことが大切です。 また、高齢者自身が、生きがいを見つけることも大切になります。
周囲の人はじっくり話を聞くことが基本です。高齢者は、気持ちがつらくなっているときでも、 自分から積極的に機会をつくることが大切です。 高齢者は、気持ちがつらくなっているときでも、自分から積極的に相談しないことがよくあります。 そこで、話を聞く機会を作ることが大切です。また、日常生活でちょっとした手助けをすることも勧められます。 助けてもらってうれしいという気持ちが、鬱病(うつ病)の予防や改善に役立つからです。


■「高齢者の鬱病(うつ病)」への対応

周囲の人は鬱病(うつ病)のサインを見逃さないことが大切

▼周囲の人は鬱病(うつ病)を見逃さない
周囲の人は、鬱病(うつ病)のことを理解し、高齢者の行動にいつもと違うところがないか、十分注意する必要があります。 鬱病(うつ病)になると、自分の世界に閉じこもりがちになるので、普段から声をかけるなどして、 生活を共有していくようにしましょう。 また、高齢者の鬱病(うつ病)で重要なのは、本人も周囲の人も、 鬱病(うつ病)の症状を”年のせい”と決め付けないことです。 例えば、友人が他界して元気がなかったり、「眠れない」と訴える高齢者に対して、 周囲の人は”年を取れば元気がなくなったり、睡眠時間が短くなるのは当然”と決め付けず、 鬱病(うつ病)の可能性も考えて受診を勧めることが大切です。

▼生きがいを見つける
高齢者自身が、生きがいを見つけることも大切になります。 最近では、鬱病(うつ病)に関する正しい知識を広め、自殺を予防するため、 ”高齢者のふれあいの場”を提供する自治体もあり、少しづつ成果を上げてきています。 今後、高齢者人口がさらに増えていく中で、高齢者の鬱病(うつ病)や自殺を防ぐためには、 国をあげた対策が必要になると思われます。