サポニン茶(泡茶)【ダイエット・メタボリックシンドローム対策に】

サポニン茶』の原料となる茶花サポニンを調べた結果、 脂肪吸収抑制、すなわち脂肪を胃や腸で吸収させない効果が最も高いということが明らかになりました。 また、脂質の分解促進作用も確認されました。すなわちサポニン茶は肥満の予防の救世主なのです。 サポニン茶は肥満を予防し、体重減少、中性脂肪減少、体脂肪の減少、コレステロールの減少など、脂肪の減少を促進させる健康茶です。 飲み始めてから3か月で数字がプラスからマイナスに変化するのもサポニン茶の特徴です。


■サポニン

「サポニン」とは、ステロイド、ステロイドアルカロイド(窒素原子を含むステロイド)、 あるいはトリテルペンの配糖体で、水に溶けて石鹸様の発泡作用を示す物質の総称です。 大豆や小豆を煮たときに、相当量の泡が出ますが、あの泡に含まれる化学成分が実はサポニンです。 サポニンは、多くの植物に含まれていますが、一般には大豆サポニンがよく知られ、 その他の豆製品、高麗人参にも多く含まれています。 茶葉にもごくわずか0.1%含まれていますが、サポニン茶の原料となる、お茶の花には4~6%含まれています。 また、茶花のサポニンは種類も豊富で18種類確認されています。 植物に なぜサポニンという成分が含まれているのかというと、 ほとんどの植物には外敵やウィルスから身を守る生体防御作用「殺菌作用」の為に含まれています。


●サポニンの健康効果

▼脂肪吸収抑制・肥満予防
サポニンの働きの第一は、「脂肪吸収抑制・肥満予防」です。 血液中の余分な脂質(コレステロール、中性脂肪)を低下させる作用があります。 利用されない血中脂質は脂肪組織に蓄積されて肥満の直接原因になります。 サポニンは水を加えると泡立ちますが、そのとき脂ともなじみます。 つまり、石鹸の泡が油脂を溶かして水で洗い流すように(界面活性作用)、 サポニンは血液中の余分な脂質を洗い流す作用があるので、脂肪の蓄積による肥満がセーブされるのです。 また、すい臓から分泌される脂肪消化酵素にも働きかけて、小腸での脂肪吸収率を抑制する作用もあるそうです。 さらに、サポニンの界面活性作用は、大腸で便を適度なやわらかさにしてお通じをスムーズにしてくれます。 つまり、便秘性の肥満も予防してくれます。

▼抗酸化作用
サポニンのもうひとつの大きな働きは、「抗酸化作用」です。 体内の細胞膜を構成する脂質は加齢や活性酸素によって過酸化脂質(一種のサビ)に変化します。 細胞膜の酸化は皮膚をはじめとする体の老化や動脈硬化の元凶です。 動脈硬化はさまざまな血管系のトラブルを招きやすくなります。がんの誘因にもなります。 したがって、抗酸化作用のある栄養分を摂ることは健康を維持する上で大変重要です。 ビタミンA、C、EやEPA・DHAなどとともに、抗酸化作用の強いサポニンも積極的に摂って 酸化に強い体を保つ必要があります。

実は私たちの知らないところで植物サポニンは医学的にも色々な疾病、予防に活躍しています。 たとえば、咳止めや去たん薬は拮梗の根のサポニンを使っています。 「ヨーチミン」という傷薬はトチノキの種から取り出したサポニンを使っています。 ストレスを鎮める胃潰瘍や十二指腸潰瘍にアマチャズルのサポニンが使われています。 その他にもさまざまな健康回復や改善、予防に使われています。