コロソリン酸
『コロソリン酸』はバナバに含まれている成分で、血糖値を低下させる効果があるとされている成分です。 バナバが糖尿病に効果があるとされるのは、バナバに含まれるこのコロソリン酸によるものと考えられています。 コロソリン酸は、インスリンと大変似通った役割を示し、糖を細胞内に取り込むことを促します。 しかも、コロソリン酸は、従来の経口血糖降下薬に見られる副作用である肝臓・膵臓・腎臓障害等がなく、安心して利用することができます。 コロソリン酸にはその働きがインスリンに似ていることから「植物インスリン」とも言われています。
■コロソリン酸
「コロソリン酸」は、乾燥したバナバ葉1kg中に約0.1g含まれている活性成分です。 広島大学医学部総合薬学科活性構造講座の山崎和男教授は、コロソリン酸がインスリンと同じようにグルコースを細胞内に速やかに吸収させること、 すなわち、グルコーストランスポートを活性化させることを発見しました。 細胞には糖(グルコース)が出入りする場所(グルコーストランスポート)があり、普段はカギがかけられ閉じています。 インスリンは、その鍵穴に作用し、扉を開けて糖分を細胞内に取り込みます。 バナバ成分(コロソリン酸)もインスリンと同じように鍵穴に作用することが分かりました。 そのため、膵臓を疲れさせることなく、血糖値を正常に保つことが出来ると考えられています。 バナバが「植物インスリン」と呼ばれるゆえんです(コロソリン酸が、糖の細胞内への取り込みを促進します)。
1998年、東京慈恵会医科大学健康センター・健康医学科池田義雄教授(当時)監修のもとに行われたバナバ葉の
熱水抽出エキスを含有するバナバミン錠(1錠中バナバエキス125mg)での臨床試験において、
対象者の血糖値の平均値が4週間で153.9から133.1と有意に低下することが分かりました。
血糖値が気になる以下の人で、糖尿病薬を服用していない人を2グループ(各13名)に分け実験しました。
空腹時血糖値:100mg/dl以上
HbA1c:5.0以上
BMI:20以上
バナバ群には、1日2錠(バナバ葉含水アルコール抽出エキス/コロソリン酸として1mg以上)を朝食前に服用。
残りの13名にはプラセボを服用。摂取期間は共に8週間。
その結果、バナバ群は、糖負荷120分後の血糖値及び血中インスリン濃度が有意に低下し、
また曲泉下面積(ΔAUC)も有意に低下し、細胞への糖の取り込みが促進されました。
●コロソリン酸はこのような方におすすめ
- 糖分の摂り過ぎが気になる方。
- 摂取カロリーの気になる方。
- 血糖が気になる方。(血糖値が高めと言われた方)
- 肥満ぎみの方。
- 両親や兄弟に糖尿病患者がいる方。
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『コロソリン酸』