純炭粉末

高血糖・高血圧で腎臓の細い血管の動脈硬化が進むと、腎機能は低下し回復は困難になりますが、 食品中の糖化合物、腸内の毒素を吸着・排除して、動脈硬化を防止する『純炭粉末』が、腎機能低下を抑えると話題になっています。 また、純炭は、老化や病気の元凶物質『AGEs(終末糖化産物)』を除去し腸内環境を整えます。


■糖化

糖とタンパク質が結びついた悪玉物質が体内に増加すると、血管の老化が加速する

最近、肌の老化の原因として「糖化」に注目が集まっています。 糖化はテレビや雑誌でも取り上げられているので、聞いたことがある人も多いのではないのでしょうか。 糖化は肌の老化だけではなく、腎臓や血管といった体のあらゆる組織・器官の老化の「元凶」でもあるのです。 糖化とは、糖とタンパク質が結びつくことによって悪玉物質が作られることです。 特に問題となるのは「AGE(終末糖化産物)」と呼ばれる物質です。ではAGEについてご説明しましょう。

血液中に含まれるブドウ糖がタンパク質と結びつくと、一部が変質した物質(アマドリ化合物)に置き換わります。 そこへ糖が付着することで反応が進み、最終的にできるのがAGEです。 たんぱく質が砂糖漬けの状態になっていると考えてもいいでしょう。AGEは一度作られると分解されることはありません。 糖とタンパク質の結合を「糖化反応(メイラード反応)」といいます。 体内で行われる分解や合成などの化学反応は通常、酸素の助けを借りて成り立っています。 しかし、糖化反応は酵素を介さずに行われ、最終的にAGEに変質します。
一方、体の細胞膜の表面には、AGEと結合するRAGEという受容体(鍵穴の働きをする小器官)が存在します。 血液中にAGEが増えると、ARGEも増加することがわかっています。 血液中のAGEがRAGEに捉えられると、酸化(酸化力の強い活性酸素が物質と結びつく化学反応)や炎症を引き起こし、組織がダメージを受けます。 AGEは、コラーゲンやエラスチンによく取りつくこともわかっています。 コラーゲンは私たちの体にあるたんぱく質の約30%を占め、血管壁や皮膚、骨などの組織も主にコラーゲンで構成されています。 コラーゲン線維は規則的な網目状に結び付き(生理的架橋という)、その隙間をエラスチンが埋めて組織に弾力性を与えています。 ところが、コラーゲンやエラスチンがAGEに取りつかれると、コラーゲンの結びつきが壊れて硬くなってしまいます。 その結果、動脈硬化が起こってくるのです。


●腎臓には毛細血管が集まり、動脈硬化が起こると腎臓の血液を濾過する機能が低下

体の組織の中でも細い血管ほどAGEに冒されやすいことが、これまでの多くの研究でわかっています。 腎臓には、実にたくさんの毛細血管が集まっています。 腎臓は、毛細血管が糸玉のようになった「糸球体」という部分で血液を濾過し、血液中に溜まった老廃物や毒素を尿として排泄します。 毛細血管の塊のような腎臓は、AGEに取りつかれやすい器官の代表といっていいでしょう。 腎臓の糸球体は、AGEに冒されると弾力性を失って硬くなり、もろくなってしまいます。 つまり、動脈硬化が発生・進行するわけで、血液を十分に濾過できなくなります。 高血圧の状態が続けば、腎臓の細い血管で動脈硬化が一層進みやすくなります。 また、高血糖の状態が続けば、腎臓の細胞間にあるコラーゲンがAGE化されるため、構造の変化が起こります。 すると、腎臓そのものまで硬くなることがわかってきました。 慢性腎臓病(DKD)になると、 体内に余分な水分がたまって顔や手足がむくみ、体力が落ちてきます。 末期の腎臓病である腎不全 (濾過機能が衰えて老廃物や毒素をほとんど排泄できない状態)まで進むと、 人工透析が必要になります。 人工透析の中でも、機械を使って行う血液透析は、1回の所要時間が4~5時間もかかり、 週に2~3回受ける必要があるので、日常生活の自由度が低くなります。しかも透析を始めると、一生続けなければなりません。 腎不全の患者さんは、AGEが増えやすいこともわかっています。 AGEは腎臓病の進行とともに増加して、さらに病状を悪化させるという悪循環さえ生むのです。 慢性腎臓病の予防や改善には、高血圧や高血糖に注意することも大切ですが、体内にAGEを増やさないことも必要だと考えられます。


■免疫力向上に「純炭」

医大教授が新開発!肌が10歳若返った!

近年、活性酸素と並び、老化や病気の元凶物質として注目を集めているのが『AGEs(終末糖化産物)』です。 AGEsとは、ブドウ糖や果物などの糖が、タンパク質と異常な状態で結合した物質の総称。 肌や髪はもちろん、血管や臓器の老化を引き起こす有害な物質です。 AGEsが産生されるメカニズムは、主に2つあります。まずは、食後に血糖値が上昇することで体内に発生するケース。 さらに、飲食物にAGEsがもともと含まれていて、それが腸から吸収され、体内に蓄積していくケースです。 驚くべきことに、加熱調理した食品には、必ずといっていいほどAGEsが含まれています。
そうした飲食物由来のAGEsが腸から吸収されると、体内でRAGEsという受容体を呼び起こします。 この受容体は、血液中に存在する無数のAGEsを捕えます。 なかには、非常に毒性の強いものもあり、それが体内の健康な細胞組織を傷つけるのです。 最近では、飲食物に含まれるAGEsが腸から吸収されて血液中に入り込み、直接的に肌や髪、血管や臓器に悪影響を与える可能性があることも解明されてきました。

さて、このように危険なAGEsを、強力に除去できる新素材が注目を集めています。 それが、『純炭(食べる炭)』です。 2011年6月、「国際バイオExpo」で発表されて反響を呼んだ、金沢医科大学の友杉直久教授による 「終末糖化産物を吸着する純炭の開発」の研究報告をご紹介しましょう。

純炭の開発のきっかけになったのが、同大学の竹内正義教授の研究でした。 竹内教授は、石油由来の活性炭であるクレメジンという薬に、AGEsの吸着作用があることを発見しました。 その研究報告を受けて、友杉教授が新開発したのが、国産の高純度結晶セルロースから作り出した「純炭」です。 純炭は、従来の活性炭とは似て非なるもの。竹炭や備長炭などの活性炭は、粒子の細かい穴に入り込んだ物質を、善悪問わず吸着・排出します。 しかし、純炭は、選択性の高い吸着能力を発揮し、比較的悪玉と考えられている物質を吸着する傾向が強いのです。 クレメジンも活性炭ですが、悪玉物質だけでなく体に必要な必須アミノ酸までも吸着するデメリットがありました。 しかし、純炭は、その問題も見事クリアしたのです。純炭は非常にきめの細かい粒子です。 極小の穴のみならず、表面にある官能基という場所で、特異な吸着能力を示すものと考えられています。

友杉教授は、実際に純炭のAGEsの吸着率を調べました。 すると、クレメジンの吸着率は13.8%、ネフガードというペット用の活性炭は19.6%、それに対して純炭は、97.6%という驚くべき結果が出たのです。 さらに、純炭がもたらす糖化度(肌のAGEs量)の変化を紹介しましょう。 67人の被験者に、1ヵ月間、純炭を摂取してもらって測定したところ、著効を示した人は36.2%、改善した人は31.9%で、改善率は約70%という結果が出たのです。 なお、肌のAGEs量は、体内のAGEs量と比例することが判明しているので、この改善率を年齢でいえば、およそ5~10歳の若返りに相当します。 さらに、対象者の肌の弾力、水分量、シミの変化を測定したところ、弾力は64%、水分量は52%、シミは62%という改善率が出ました。


●アトピー、花粉症などアレルギー症状も改善

このように純炭は、優れたAGEs吸着作用を見せますが、さらに見逃せないのが腸内環境の正常化です。 腸内細菌には、善玉菌と悪玉菌がありますが、善玉菌は酸性環境を、悪玉菌はアルカリ性環境を好みます。 腸内のアルカリ性物質の主体は悪玉菌の産生する乳酸や酪酸などの短鎖脂肪酸です。 純炭は、アンモニアを吸着する力が強いため、腸内環境が酸性に傾き悪玉菌の繁殖が抑えられます。 その結果、日和見菌(善玉にも悪玉にもなり得る腸内細菌)が善玉に加担して、善玉菌が優位な腸内環境が整うのです。 また、腸の粘膜は、2、3日のペースで、脱落と再生を繰り返しています。 腸内環境が悪化すると、この周期が乱れ、ますます腸内環境が悪化するという悪循環に陥ります。 腸の細胞の再生を促すのが、前述した短鎖脂肪酸です。腸内環境が善玉菌優位になれば、短鎖脂肪酸の産生量も増えて、腸の粘膜を理想的な状態に保てるのです。

こうして、腸内環境が整えば免疫力の向上が期待できます。実際、純炭の摂取により、食物アレルギーやアトピー、花粉症、 喘息といったアレルギー症状が改善したという報告も続出しているのです。 ほかにも、「手のシミが消えた」「便秘・下痢が改善した」「むくみが取れた」「加齢臭、口臭、タバコ臭が消えた」という驚くべき体験談も寄せられています。