高LDLコレステロール・高中性脂肪対策に『酒粕』

悪玉コレステロールを撃退する成分発見!脂質を吸収して体外に排出する『酒粕


■酒粕の効果・効能

●コレステロールの吸収を防ぐ働き

健康、美容両面への優れた効果が注目されている『酒粕』。 ここ最近の研究では、酒粕に含まれる「レジスタントプロテイン」という成分が、悪玉コレステロールを減らし、 肥満を予防することが明らかになっています。酒粕は、蒸した米に麹と酵母を加えて、発酵させることによりできる 日本酒のもろみを搾ったカスです。日本酒作りのための役目を終えたとはいえ、酵母やたんぱく質、酵母菌から作られた ビタミンB類などを含む栄養素の固まりです。そして、酒粕が多く含んでいるレジスタントプロテインは、 食物繊維と同様の働きを持つタンパク質です。他のタンパク質は、腸内の消化酵素によって分解され、 体内に栄養として吸収されてしまいます。しかし、レジスタントプロテインには、消化されにくいタンパク質に加えて、 油とくっくつやすい性質を持っています。ですから胃で消化されることなく、悪玉コレステロールを小腸そのまま、 体外に排出するのです。それにより、過剰に増えた悪玉コレステロールの吸収を防ぐことができるのです。 そして発酵食品の特長として、腸内の善玉コレステロールの活動を助ける働きがあるので、 悪玉コレステロールを含んだ便を体外へと導き、お通じの改善にも役立てます。 コレステロールが下がるとともに、血液サラサラとなって、動脈硬化の予防につながることでしょう。


●アミノ酸で美容効果も発揮

実際、酒粕で作った甘酒を飲用することで、悪玉コレステロールが減少し、便の回数・量が増加したという実験結果も発表されています。 他にも、酒粕にはさまざまな成分が含まれています。脳の活性化を促すグルタミン酸、疲労回復するアスパラギン酸、 メラニン生成を抑制するシステイン。体内で合成できないアミノ酸には、ロイシン(肝機能強化)、リジン(脂肪燃焼沈静作用)、 アルギニン(免疫力向上)など、20種類以上のアミノ酸がバランスよく含まれています。 酒粕に含まれるアミノ酸が働くことで、美容効果を発揮し「肌がしっとりと潤う」「肌に艶が出る」などが期待できることでしょう。 冬に甘酒として飲まれる方もいらっしゃると思いますが、他にケーキやポテトサラダなどに酒粕を加えるのもおススメです。 酒粕に含まれるレジスタントプロテインを食生活に取り入れ、悪玉コレステロールを一掃と同時に、 お通じの改善・動脈硬化の予防にも役立てましょう。