便秘・下痢には整腸作用抜群の
『ニンニクヨーグルト』

夏に多発する便秘・下痢には、整腸作用が抜群の『ニンニクヨーグルト』が鋭く効き、食中毒も一掃します。


■夏の便秘

夏は腸の不調を招きやすい季節

夏は高くなった体温を下げるために大量に汗をかき、水分不足に陥りやすい季節です。 水分不足は数々の不調を招く原因となりますが、便秘の原因になることはあまり知られていません。 大腸の腸壁は、小腸から送られてきた内容物に含まれる水分を吸収する働きをしています。 しかし、体内の水分が不足していると、大腸から過剰に水分を吸収しようとするため、便が硬くなり、結果として便秘を招くのです。 ちなみに、夏の便秘のもう一つの原因として、夏バテがあります。 夏バテで食欲が低下して食べる量が減ると、便の量も少なくなり、便意を催しにくくなります。 また、夏バテに陥ると、腸の蠕動運動が衰えてしまうため、便秘につながるのです。

このように、夏は便秘に陥りやすい季節といえますが、その一方で下痢を起こす人が増える季節でもあります。 夏に暑さやのどの渇きを覚えると、よく冷えた飲み物やアイスなど冷たいものを飲んだり食べたりする機会が多くなります。 就寝中、冷房をつけたまま布団を掛けずに薄着で寝てしまい、寝冷えを起こす人も多くいます。 これらはいずれも下痢を招く原因となります。 さらに、夏は食品などに細菌が繁殖しやすくなるため、食中毒を起こす人も増えます。 特に細菌では、病原性大腸菌O−157による食中毒の被害が、テレビや新聞で毎年のように報じられています。


■トルコ料理の定番「ニンニクヨーグルト」

上記のような便秘や下痢、食中毒に悩むことなく夏を乗り切るためにはどうしたらいいのでしょうか。 その方法としてお勧めなのが「ニンニクヨーグルト」を食べることです。 ニンニクヨーグルトとは、 ニンニクヨーグルトを混ぜ合わせた食べ物です。 その組み合わせに驚く人がいるかもしれませんが、実は意外にこの二つは合うのです。 現にトルコをはじめ東地中海地方では、ニンニクとヨーグルトのソースや、「ジャジュク」と呼ばれる伝統的な冷製スープが当然のように食されています。


■ニンニクとヨーグルトの整腸作用

ニンニクとヨーグルトには、それぞれ強力な整腸作用が備わっています。 ヨーグルトの整腸作用については、すでにご存知の方も多いでしょう。 ヨーグルトには乳酸菌が豊富に含まれており、 この乳酸菌が腸内の悪玉菌を減らして善玉菌を増やすことで腸内環境を整え、下痢や便秘、食中毒を撃退してくれるのです。 一方、ニンニクの整腸作用は、ニンニクに含まれる匂い成分である「アリシン」が関係しています。 アリシンは、唾液や胃腸の消化液の分泌を促し、摂った食べ物の消化を助けてくれます。 また、アリシンが体内でビタミンB1と結合すると、「アリチアミン」という物質に変化しますが、 このアリチアミンには腸の平滑筋の働きを調整して、蠕動運動を活発にし、便の排泄を促す作用があります。 ニンニクヨーグルトなら、整腸作用が強いこれら二つの食品を一度に摂ることができます。 その分、強い整腸作用が得られ、頑固な便秘やひどい下痢もすばやく解消できるでしょう。


●O−157や大腸菌を撃退するニンニク

さらに、アリシンには強力な殺菌作用が備わっており、その力は医薬品の抗生物質にも引けを取らないほど強いことも見過ごせません。 アリシンの殺菌力は、食中毒を招く大腸菌や腸炎菌、コレラ菌、赤痢菌、O−157などにも十分発揮されるので、 夏に発生しやすい食中毒の予防に非常に有効です。 ちなみに、こうした殺菌作用によって腸内の善玉菌まで殺菌されてしまうのではないかと心配する人もいますが、 1日1、2片程度の少量のニンニクであれば、腸内の悪玉菌だけを殺菌して、反対に善玉菌を増やせることがわかっています。


■ニンニクヨーグルトの作り方と摂り方

ニンニクヨーグルトの作り方は、まず、ヨーグルト1カップを皿に入れてニンニク1片を摩り下ろして入れ、 次に、冷水1/2カップ、オリーブ油小さじ1、塩少々を加えて混ぜるだけです。 便秘の場合は、1日に1〜2杯を目安に食事のときに数日続けて摂りましょう。 胃腸の調子が優れないときは、食後に1杯摂れば、下痢や食中毒を防げるはずです。 なお、ニンニクヨーグルトを食べるとき、食後の臭いが気になるという人は、食後に緑茶を飲むことをお勧めします。 緑茶に含まれる渋み成分の カテキンには、気になるにおいをある程度抑える働きがあります。