米ケフィランとは?
『米ケフィラン』は、コーカサス地方の長寿食『ケファイア』を起源とする、 腸内環境の環境に働く乳酸菌発酵物です。
■乳酸菌と米を利用して、日本で開発された食品
旧ソ連のコーカサス地方は、世界3大長寿地域の1つに数えられる地域。この地で伝統的に飲まれてきたのが、羊や牛、 ヤギの乳から作る発酵飲料『ケフィア』です。そのケフィアを作るときに用いられる「ケフィア粒」 の中に含まれる「LK-乳酸菌」が作り出す多糖体が、『ケフィラン』。 整腸作用(便通の改善)や、コレステロールの排泄を促し、吸収を抑える作用、消化器疾患の改善などの有効作用があります。 ケフィアの有効成分であるケフィランを、日本人の主食であるコメを利用して作りだしたのが『米ケフィラン』 です。国産の米を培地にしてLK-乳酸菌を育てることで、難しいとされてきた本菌の大量栽培を世界で初めて成功させ、 長寿食としての要素をさらに高めたのです。
日本では昔から様々な発酵食品が利用されてきました。現在の寿司の原型とされる「なれ寿司」も、その一つです。 なれ寿司とは、川魚を塩と米などで発酵させた食品で、たんぱく質である魚が米と発酵する過程で乳酸菌が繁殖し、 乳酸菌が作り出す乳酸によって酸味が出ます。この例からも米と乳酸菌の相性はよいとされてきましたが、 これまでは乳をエサとして育つ乳酸菌しか用いられてきませんでした。 米ケフィランは「米と乳酸菌」という日本ならではの発酵の知恵と、コーカサス地方の長寿食から生まれた、 日本独自の新しい食品素材なのです。
■生活習慣病や花粉症の改善にも役立つ
米ケフィランには、一般的に飲用されるケフィア飲料の約250倍ものケフィランが含まれており、 腸内での有効量を効率よく摂ることができるのが大きな利点です。 また、ケフィアを作り出したLK-乳酸菌が豊富に含まれているほか、米ペプチドやGABA(γ-アミノ酸)など、 米に由来するアミノ酸関連物質も含まれており、これらの成分も生体に有効に働きかけます。
これまでの研究で米ケフィランには多くの健康に良い働きがあることがわかっています。 動物実験では、血圧の上昇を抑える働きや、血糖値の調節作用、動脈硬化の抑制、肝機能の改善などの作用が確認されており、 生活習慣病の予防や改善に役立つと期待されています。 さらに、特筆すべきは、腸内環境の改善や整腸作用に優れていることです。 下のグラフに、実験結果の一例を紹介しました。このラットに食物繊維の少ないエサを与えた実験では、 エサに米ケフィランを混ぜて与えると、便の量や便に含まれる水分量が増加し、便秘が改善したという結果も出ています。 また、花粉症の人を対象とした試験では、下のグラフに示す通り、米ケフィランを摂取すると、花粉症の症状が軽くなりました。 米ケフィランには免疫調整作用があると考えられるので、風邪をひきやすいなど免疫力の低下が気になる人や、 花粉症等アレルギー症状に悩む人にも、大変有効な食品といえるでしょう。
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