脳卒中の再発予防

脳梗塞の多くは「高血圧」や「糖尿病」など、何らかの下地となる生活習慣病(基礎疾患)があって起こります。 そのため、再発予防のためには「薬物療法」と「基礎疾患の治療」が基本になります。


■脳卒中の再発を防ぐために

生活習慣病などの管理のほか、生きがいを見つけることも大切

脳卒中は再発しやすい病気です。発症後数年で再発する人も少なくありません。
脳卒中は多くの場合、背景となる生活習慣病があって発症します。
きちんと治療を受けて生活習慣を改善しましょう。


●再発予防のポイント

▼生活習慣の改善
発症前よりも、一層厳しく血圧、血糖、血中脂質などをコントロールする。
▼薬物療法
生活習慣病の治療薬のほか、脳梗塞の場合は血栓を作りにくくする薬を飲むことがある。
▼疲労・ストレスを溜めない
趣味を楽しんだり、リラックスする時間を持つようにする。
▼禁煙・節酒
脳卒中の引き金となるようなことは避け、飲酒は適量に留める。
▼生きがいを見つける
発症前と生活が一変し、喪失感に襲われる人も少なくない。 小さなことでもよいので、楽しみや喜びを見つけられると、日々の生活に”はり”が生まれて、 再発予防やリハビリテーションに前向きに取り組める。

家庭や地域社会の中で、自分が役に立っていると思えると、生活の質は向上してきます。 家族は、簡単な手伝いでもよいので、患者に何らかの仕事を任せて、家の中で役割を担ってもらうことをお勧めします。 また、患者自身も億劫がらずに、地域の活動などに参加して、生きがいを持って生活しましょう。


■再発予防ための治療

脳卒中の再発予防には、薬物療法と外科的治療があります。
動脈硬化により「頚動脈」の内腔が狭くなっている場合には、再発予防として次のような外科的治療を行うことがあります。

▼頚動脈内膜剥離術
首の横を縦に切開し、狭窄した血管を切り開いて血栓や動脈硬化が起こった部分を剥離します。
▼頚動脈ステント留置術
脚の付け根から「カテーテル」を挿入し、カテーテルを通して金属でできた筒状の「ステント」を 狭窄部に入れて留置し、血管内の内腔を広げます。

薬物療法は次のようになものです。