垂盆草
【B型肝炎・C型肝炎、脂肪肝、肝硬変に】

垂盆草』は優れた肝細胞強化食で、傷ついた肝細胞を修復し、 B型肝炎C型肝炎肝炎肝硬変などの肝機能障害を撃退します。


■垂盆草とは?

1970年代、中国で民間の伝承薬として使われてきた漢方薬や生薬についての大規模な臨床試験が、西洋医学の医療機関で 行われました。そして、特に有効性の優れた生薬が選び出され、中国を代表する最高水準の大学や研究機関で 科学的な研究が行われたのです。 その中で肝炎治療に有効な生薬の一つとして選ばれたのが、ベンケイソウ科キリンソウ属の多年草である「垂盆草」でした。 1980年代に大々的に行われた垂盆草を使った試験では、次のことが確認され、今日では肝庇護療法の一つとして普及しています。

  • 短期間でALTを著しく低下させる。1~2ヶ月で、ALTを70~90%の確率で大幅に下げる。
  • 重大な副作用は認められず、まれに軽いむかつきがある程度で、安全性に優れている。

このような働きは、垂盆草に含まれる「サルメントシン」という配糖体(糖が結合した化合物)」が、肝臓の炎症を抑えて、 障害を受けた肝細胞の修復を促すことによるものと確かめられています。 更に、インターフェロンなどの抗ウィルス薬と併用しても問題のないことが確認されました。 日本では2002年、厚生労働省の食品リストに垂盆草が公示されました。 それを機に、垂盆草の有効成分を凝縮した「強肝草エキス」が市販されるようになり、 肝炎に悩む多くの患者さんに使われるようになっています。 日本の試験では、基準値を超えていたALTが1ヶ月で下がり、肝炎の炎症が改善した患者さんが7割を超え、 肝硬変の患者さんにも大幅な改善が見られたこともわかっています。

■垂盆草の効果・効能

強肝草エキスは脂肪肝の原因となる活性酸素の害を抑え、肝臓の炎症を防ぐ

垂盆草はどのような種類の肝炎であれ有効です。強肝草エキスがウィルス性肝炎のほかに使われている例としては、 次のようンケースがあります。

  • ▼癌の化学療法(抗癌剤)を行う際の副作用軽減のために摂取する。
  • ▼急性や慢性の薬物性肝障害の治療に使われている。
  • ▼脂肪肝による肝炎の治療に用いる。

こうした治療に多く使われている理由として、垂盆草に含まれる「サルメントシン」という配糖体(糖が結合した化合物) が肝臓の炎症を抑えるからだと考えられています。また、専門家は肝臓移植後の肝炎の予防や治療に有望だと指摘しています。 最近、日本人に急増している肝臓病が 「脂肪肝」です。 脂肪肝とは、肝臓の細胞にたくさんの脂肪が蓄積された状態のこと。 脂肪肝の二大原因が、食べ過ぎによる肥満とアルコールの過剰摂取です。 さらに、お酒を飲まない人にも起こる非アルコール性脂肪肝が増加し、問題になっています。 脂肪肝の約1割は、肝硬変や肝臓癌に移行する危険が高い 「非アルコール性脂肪肝(NASH)」になるといわれています。

では、非アルコール性脂肪肝からNASHと呼ばれる肝炎になる仕組みを簡単に説明しましょう。
人間の体の細胞一つ一つには、ミトコンドリアという器官がいくつも組み込まれています。 ミトコンドリアは、細胞が生きていくために必要なエネルギーを作り出す重要な働きをしています。 肝臓の細胞にも、当然ミトコンドリアが存在しています。ところが、肝細胞に脂肪がたくさん蓄積されると、 ミトコンドリアはたまった脂肪を頑張って燃焼させようとします。 このとき、活性酸素(酸化作用の強い酸素) が発生します。活性酸素は、体内に侵入したウィルスや細菌をやっつけるための武器となりますが、 その一方でミトコンドリアも活性酸素によって傷つけられてしまいます。 活性酸素は、最終的に細胞の膜も破壊します。細胞膜が壊れると細胞の中から活性酸素が出て、他の細胞も壊し始めます。 肝細胞にあるミトコンドリアがたくさん傷つけられると、肝臓に炎症が起こり、NASHになってしまうのです。

こうした脂肪肝の患者さんが強肝草エキスを飲むと、ALTやASTの高い数値が改善される人が少なくありません。 垂盆草に含まれるサルメントシンには、強力な抗酸化作用があります。 サルメントシンが肝臓に送り込まれると、NASHの元凶となる活性酸素の働きが抑えられ、炎症を防ぐことができるのです。 垂盆草のサルメントシンは肝臓において抗酸化作用を発揮することが、動物実験で確かめられています。


●肝臓病患者の会でも上々の評価

近年、肝炎や脂肪肝の予防・改善に大いに役立つとして、垂盆草の健康食品が大きな注目を集めています。 実際、全国組織による”肝臓病患者さんの会”で高い評価を得ていたり、愛用者による驚きの体験談も豊富な食品です。 C型・B型肝炎や脂肪肝を発症した際、最も留意すべき点は”肝硬変への進行を未然に防ぐ”ことでしょう。 GOTやGPT、γ-GTPなど、肝機能の指標となる数値の上昇を抑えることができれば、肝硬変という重篤な症状に移行する確率は 大きく減少します。ちなみに脂肪肝と聞くと”男性の病気”をイメージしがちですが、近年、女性にも急増しているので 注意が必要です。原因は諸説ありますが、偏食や過剰なダイエット、間食に糖分・脂肪分の多いお菓子やジュースを多く摂取する ・・・・・こうしたライフスタイルによるものと考えられています。

◆C型肝炎の克服に1万人以上の実績

そこで、垂盆草は、肝機能値の悪化を抑え、肝硬変への進行リスクを回復するのに、まさに最良の薬草と研究者からも 高く評価されているのです。垂盆草の歴史は古く、中国では明の時代に編纂された薬学書「本草綱目」に、 そして日本最古の薬草図鑑として知られる「牧野和漢草大辞典」に詳しく紹介されています。 現代でも垂盆草を肝臓病治療に使用する海外の病院は数多く、すでに1万人以上がC型肝炎を克服しているといわれ、 それを受けて日本でも治療現場への普及が進み、厚労省が食品として認可するほど安全性も認められています。

さらに、垂盆草のもう一つの大きな特徴として、薬理研究や臨床報告が盛んに行われている点も見逃せません。 これまでに様々な研究結果が発表されていますが、特筆すべきは、垂盆草に含まれる先述したサルメントシンという有効成分です。 サルメントシンは配糖体(糖が結合した化合物)と言う天然物質の一種で、肝臓の炎症を強力に抑え、障害を受けた肝臓の修復を促進させます。 その結果、GOTやGPTを降下させると判明したのです。 事実、このサルメントシンの作用によって、次のような臨床結果が確認されています。

  • ▼1~2ヶ月で70~80%の人のGPTを著しく下げる。
  • ▼インターフェロンや抗ウィルス薬の併用も安全性に問題ない。

また、垂盆草の健康食品を試した方の多くが、わずか1ヶ月でGPTに顕著な低下が見られました。 長く歴史の中で重宝されてきた経験を持ち、同時に、豊富な臨床研究によって効能が実証されている垂盆草。 肝機能値を着実に抑え、肝硬変の進行予防が期待できる貴重な健康食品として、肝炎・脂肪肝でお悩みの方にぜひ活用をお勧めします。