高血圧対策に『コンブ水』

コンブ水免疫力を高め、高血圧・動脈硬化・心臓病・脳卒中・糖尿病・高コレステロール・肥満・ 胃癌・アレルギーなどを撃退する健康効果のある特効飲料といわれています。


■「コンブ水」

豊富なカリウムが塩分を体外に排出

古来、コンブは日本の食卓には欠かすことのできない食品の一つでした。しかし、今ではそれも昔の話です。 最近では、コンブでだしを取ることは少なくなり、代用品の粉末だしが主流になっています。 コンブは、風味がよくておいしいという味の面での利点だけではなく、健康維持や老化防止に対して、 優れた栄養成分を備えています。私たち日本人は、昔から料理のだしをコンブでとることで、 自然にそれらの成分を摂取してきました。 コンブは、だしに使うことは多くても、具材としては料理に使われることは少ないかと思います。 その点、ここでご紹介する『コンブ水』は、煮だして作るだし以上に、 手軽にコンブの健康効果を得ることができます。 コンブ水は、乾燥コンブを水に一晩浸けるだけなので自宅で簡単に作ることができます。 そのまま飲むのはもちろんのこと、レモンや酢やシロップを加えたり、炭酸水で割ったり、 隠し味として料理に使ったりしてもいいでしょう。 コンブを水に一定時間浸けることによって、コンブに含まれるフコイダンやアルギン酸といった水溶性食物繊維などが、 水中に溶けだします。それが、さまざまな病気の改善に対して、有効に働くのです。 ここでは、コンブ水に期待できる健康効果を、症状別に解説していきましょう。


▼高血圧
高血圧の主な原因の一つは、食事による塩分の摂りすぎです。塩分とは、つまりナトリウムのことです。 コンブ水に含まれるフコイダンとアルギン酸は、体内に摂取されると、腸内のナトリウムと結合し、 そのまま体外へと排出されます。 さらに、コンブ水には、ミネラル成分であるカリウムも多く含まれています。 カリウムは、腎臓でナトリウムの再吸収を抑制し、尿として体外に排泄させる働きがあります。 これらの相乗的な効果によって、高血圧を改善する効果が期待できるのです。
【関連項目】
『コンブ水体験談①』
『コンブ水体験談②』

▼動脈硬化・心臓病・脳卒中
動脈硬化とは、血液中のコレステロールなどが増加して血管壁にたまり、血管の弾力が失われた状態のことです。 水溶性食物繊維のフコイダンとアルギン酸には、コレステロールの一部を吸着して、便として排出する作用があります。 そして、フコイダンは血液が凝固するのを防ぎ、血栓をできにくくするのです。 動脈硬化が原因となって起こる心臓病や脳卒中に対しても、有効といえるでしょう。

▼糖尿病
コンブのヌルヌルとした粘り気成分であるフコイダンは、体内に摂取されると、他の食べ物に吸着します。 そしてその粘り気により、胃の中を食べ物がゆっくりと移動するようになります。 その結果、胃での滞留時間が長くなり、体内へのブドウ糖の取り込みを遅らせます。 結果として、食後の血糖値の急上昇を抑えることができ、糖尿病の予防に役立つのです。

▼抗コレステロール作用・肥満
フコイダンにはコレステロールを抑制する働きもあります。 水溶性食物繊維であるフコイダンは、保水性が高く粘質という特徴を持っています。 よって、脂肪と結びつきやすく、そのまま便として脂肪と一緒に体外へ排出されます。 生成される胆汁酸を排出する効果もあります。 胆汁酸は、腸でコレステロールを吸収し、体外へ排出されなければそのまま腸壁から肝臓へと入っていきます。 フコイダンは、それを阻止するのです。以上のことから、コンブ水による肥満の予防が期待できます。

▼胃癌
フコイダンを構成する硫酸基という物質は、胃癌のリスクを高めるピロリ菌を、胃から追い出す働きがあります。 コンブには、モズクと比べて、硫酸基が5倍も多く含まれています。 特にコンブの中でも、ガゴメコンブにより多く含まれていることがわかっています。

▼抗アレルギー作用
一般的なアレルギー症状の原因となるIgE抗体の産生や、紫外線による皮膚の劣化を、フコイダンは抑制する働きがあります。 コンブ水を継続して摂取することで、アトピー性皮膚炎や紫外線による皮膚の炎症の緩和が期待できます。

他にも、フコイダンは、腸管の粘膜免疫組織に働きかけて、免疫細胞を活性化してくれます。 免疫力が高まるので、さまざまな病気の予防や、老化防止が期待できます。

コンブ水の摂取方法ですが、空腹時に飲むと吸収されやすくなり、特に効果的でしょう。 さらにコンブ水に、酢やレモンを加えると、より高い健康効果が期待できます。 酢やレモンに含まれるクエン酸は、疲労回復を促すので、コンブ水と一緒に摂ることで、相乗的な効果が望めるからです。

最後に、一点だけ注意です。コンブには、ヨウ素が多く含まれています。 甲状腺の病気(バセドー病、橋本病など)や甲状腺の腫れがある人は、コンブ水の引用は避けてください。