韃靼(ダッタン)そば【高血圧対策・動脈硬化予防に】

近年、注目を浴びている『韃靼(ダッタン)そば』。 韃靼(ダッタン)そばはポリフェノールの一種の「ルチン」を多量に含有しています。 ルチンはビタミンPの一種で老化により細くなった毛細血管を強化し血圧を下げる効果があります。 韃靼(ダッタン)そばにはそのルチンが普通のそばの80倍~100倍含まれています。 また、韃靼(ダッタン)そばにはビタミンが豊富に含まれていますが、特にビタミンB群が豊富です。 心臓病を予防するといわれているビタミンB1、高血圧、動脈硬化の予防に効果があるといわれているビタミンB2は 米や小麦の何倍もの量が含まれています。ミネラルでは、亜鉛、血圧を下げるカリウム、 虚血性疾患の予防になるというマグネシウムなども、米や小麦に比べて多く含まれていることがわかっています。


■韃靼(ダッタン)そば

高血圧や動脈硬化の予防にお勧めの食材

「韃靼(ダッタン)」とは、モンゴル系の一部族・タタール族を意味します。 『韃靼(ダッタン)そば』苦そばとも呼ばれ、 中国の雲南省・ネパール・プータンなどの山岳地帯の高冷地で栽培され、人々の主食になっています。

その韃靼(ダッタン)そばには普通のそばにはない「シス・ウンベル酸」やポリフェノールの一種のフラボノイド化合物 「ルチン」 という天然成分が多く含まれている事がわかりました。 特にルチンの量は、私たちが食べている普通のそばの80倍~100倍とも言われています。 ルチンはビタミンPの一種で、老化により細くなった毛細血管を強化し血圧を下げる効果があります。 ルチンはそばだけに含まれている成分で、韃靼(ダッタン)そば茶のあざやかな黄色はそのルチンによるものです。 しかしルチンは、そばを茹でる時に成分がそば湯に溶け出してしまうため、残念ながら、 そばそのものにはあまり含まれていません。「そば湯を飲むと健康によい」と言われているのはそのためです。

また、韃靼(ダッタン)そばにはビタミンCの吸収を助け、血液をサラサラにする成分が含まれており、 高血圧や動脈硬化などの生活習慣病の予防に有効であるとされています。 さらに、韃靼(ダッタン)そばには「コリン」という成分も含まれており、 コリンには肝臓機能を強化する効果があり、飲酒等で肝臓に脂肪がたまるのを防ぎます。 殻にはルチン以外のポリフェノールが数種類含まれており、抗酸化作用が倍増します。