「運動」に関する特定保健指導指針
「特定保健指導指針」とは、メタボリックシンドロームと判定された医療保険者に対しては、 継続的な保健指導を含む積極的支援を実施するというものです。
■「運動に関する特定保健指導指針」の概要
従来の健康づくりに対する政府の対策としては、国民全体に対して歩数や運動参加者数を増加させるような取り組み
(ポピュラリゼーションアプローチ)が中心に行われてきましたが、近年の国民の医療費高騰に
歯止めがかからないことから、さらなる新しい健診と保健指導対策が必要となってきました。
そこで2008年度からは、40歳以上の医療保険者に対する健診・保健指導の実施が義務付けられ、
全国の国保・健保組合は、特定保健指導計画を立案・実施し、健診受診率、
メタボリックシンドロームやその予備軍の割合をアウトカムとして評価されることになりました。
つまり、メタボリックシンドロームと判定された医療保険者に対しては、継続的な保健指導を含む積極的支援を実施するというものです。
そのためには、今まで運動に参加していなかったグループの行動変容が重要になります。 エクササイズガイド2006では、運動参加への行動変容を促すために、 ライフステージに応じた目標設定の工夫がなされています。 具体的には、運動実践に関する2~3の簡単な質問に答えることで、参加者が (A)前熟考ステージ(B)熟考ステージ(C)準備ステージ(D)実行ステージ(E)維持ステージ の5つに振り分けられ、このステージに応じた目標達成へのアドバイスを行うというものです。