タンパク質(プロテイン)
『プロテイン』とは、『タンパク質』と訳されます。 タンパク質(蛋白質、たんぱくしつ、独,英: Protein)とは、20種類存在するL-アミノ酸が鎖状に多数連結(重合) してできた高分子化合物であり、生物の重要な構成成分のひとつでです。 構成するアミノ酸の数や種類、また結合の順序によって種類が異なり、分子量約4000前後のものから、 数千万から億単位になるウイルスタンパク質まで多種類が存在します。 連結したアミノ酸の個数が少ない場合にはペプチドと言い、これが直線状に連なったものはポリペプチドと呼ばれることが多いのですが、 名称の使い分けを決める明確なアミノ酸の個数が決まっているわけではありません。 タンパク質は、炭水化物、脂質とともに三大栄養素と呼ばれる。タンパク質は身体をつくる役割も果たしています。
■関連項目
- ▼コラーゲン
- 『コラーゲン』は私たちの体をつくっているタンパク質の30%を占め、肌をはじめ、骨や軟骨、 血管など、体の重要な部分に存在しています。 コラーゲンは、細胞と細胞をつなぎ合わせるセメントのような役目を果たしており、 このコラーゲンによって健康維持に欠かせない丈夫な骨や血管などの土台が作られているので、 まさに私たちの体を若々しく保つために大切な成分だといえます。 骨粗鬆症や更年期障害の緩和、美肌の維持や健康維持などに、コラーゲンは欠かせないものですが、 体内のコラーゲンは、1日に約2000mg壊れると考えられています。 そして、40歳前後からコラーゲンは急激に減り、60代では20歳の約50%にまで減少。 こうしたことから、1日に壊れる2000mg以上のコラーゲンを補うことが望ましいといわれています。
- ▼グリスリン
- 『グリスリン』はキノコの一種であるマイタケに特異的に含まれる成分で、 最近になってその存在が確認されました。 そして、グリスリンが糖の消費を妨げ、インスリン抵抗性を強力に改善して メタボリックシンドローム・高血糖・高血圧・高脂血を撃退するのに役立つことが日米の試験で実証されています。
- ▼ラクトフェリン
- 『ラクトフェリン』には、腸内環境を整える作用や免疫細胞を活性化する働きがあり、 免疫力を高めて外部からの細菌やウィルスの感染を予防してくれます。
- ▼サーチュイン(長寿たんぱく)
- 『サーチュイン(長寿たんぱく)』は、生物の体内で作られらるたんぱく質の一種で、 最近の遺伝子研究によって不老長寿の妙薬となりうることがわかり、大きな話題を集めています。
- ▼フィブロイン
- 『フィブロイン』は、良質たんぱくの宝庫「絹」から発見された成分で「食べる絹」ともいわれ、 メタボリックシンドロームの原因となる内臓脂肪を減らす作用があるとされています。 フィブロインを摂れば、中性脂肪値もコレステロール値も血糖値も下がるとされ、 ある試験では検査値の改善率は6割を超えています。
- ▼プロテオグリカン
- 『プロテオグリカン』とは、数個から数百の単糖が細胞の周辺で鎖のように結合したタンパクの一つです。 皮膚や軟骨に多く含まれ、主に水分を保持する役割を担い、クッションとなって皮膚や軟骨などを守る役割があります。 また、細胞と細胞の間に入り込み、細胞の生まれ変わりや増殖もサポート。健康で丈夫な筋肉や骨、軟骨などの形成を助けます。
- ▼MBP
- 『MBP』とは、乳塩基性たんぱく質のことで、牛乳や母乳に微量に含まれている整理活性ペプチドです。 MBPの飲用で骨密度が上昇するなどの研究結果からMBPを配合した特定保健用食品、錠剤形のサプリメント、飲料等の活用に期待されています。