ミネラル類

ミネラルとは、一般的な有機物に含まれる元素(炭素・水素・窒素・酸素)以外に、 生体にとって欠かせない元素のことを指し、「無機質」ともいいます。 ミネラルは、糖質、脂質、 タンパク質ビタミンと並び五大栄養素の一つとして数えられています。 ミネラルは、生体にとって欠かせない元素ですが、欠乏症だけでなく過剰症も起こしうるので、ただ「多めに摂ればよい」というものではありません。


■ミネラルとは?

私たち人間の体は元素で構成されています。そのうちの96%が、水素(H)、炭素(C)、窒素(N)、酸素(O)で占められています。 そして残りの4%を構成する元素の総称をミネラルと呼びます。 栄養学上では、生命活動を維持するために必要な無機物として考えられています。 ミネラルは、炭水化物・タンパク質・脂質、ビタミンと並び、5大栄養素の1つで、ビタミンと同様に微量栄養素と呼ばれることもあります。 ミネラルのうちで必要量の多いものを「多量(主要)ミネラル」、必要量がわずかなものを「微量ミネラル」と呼びます。 ミネラルは生体組織の構成や、生理機能の維持・調節に必須の栄養素です。 国が定めている日本人の食事摂取基準の2005年版には、13種類のミネラルについて推奨量、 上限量が定められていました。人間の体では作り出すことができないため、食事から摂取しなければなりませんが、 ただ摂取するだけではなくバランスよく摂取することが大切です。

ミネラルの代表的なものでは良く知られているカルシウムやマグネシウムなどで、 塩(塩化ナトリウム)や鉄も同じミネラルの仲間です。あまり一般的ではないものになるとマンガンやモリブデン、 ヨウ素、クロミウム(クロム)といった鉱物類もあげられます。 これらの名前を聞くと化学工業などのイメージが強いですが、実は私たちの体内にもほんの僅かな量で 存在しているのです。単位でいうとミリグラムや、マイクログラム(1000分の1ミリグラム) という目に見えない程の量ですが、多岐に渡って体をサポートしており、 これらが少しでも欠けてしまうと顕著に体調に表れてくる程の重要な役割を持っています。


ミネラルの種類

酸素、カルシウム、炭素、リン、水素、窒素、カルシウム、炭素、水素、カリウム、窒素、硫黄、 ナトリウム、塩素、マグネシウム、鉄、亜鉛、フッ素、モリブデン、珪素、セレン、マンガン、 コバルト、銅、クローム、沃素、ニッケル、クロム、コバルト、バナジウム、ゲルマニウム

マルチミネラル
ミネラルはそれぞれが複雑に絡み合って「持ちつ持たれつの関係」にあります。 ひとつのミネラルを摂っても、それを助けるミネラルが足りていなければ結局は役割を果たせないのです。 目的が明確でない限りは、ミネラルはまとめて摂取するのが望ましいといわれています。 そこで、おススメなのが「マルチミネラル」です。

亜鉛
酵素活性や遺伝、糖尿病、生活習慣病にもかかわりが深い「亜鉛」。 亜鉛は、私たちの毎日の健康生活に必須であるのがミネラルです。 一般的に亜鉛が不足すると、細胞分裂や再生がうまく行われなくなって、抜け毛が多くなったり、 皮膚や胃腸に障害が起きたり、免疫が弱くなりウィルスが侵入しやすくなって 風邪を引きやすくなったりすると言われています。 また、亜鉛が欠乏すると味覚障害や皮膚障害、免疫障害といった症状が現れてきます。

アルミニウム
飲食物から摂取されたアルミニウムの99%は、腸管から吸収されずにそのまま排泄され、 吸収されるのは残りの1%だけですが、アルミニウム過剰摂取に起因すると考えられるいくつかの疾患があります。

カリウム
『カリウム』は、ミネラルの一種で、ナトリウムと共に体の水分バランスを調節し、 体内の老廃物の除去を助けたり、神経、筋肉、心臓等の活動を維持する働きをする、体にとって必須の成分です。 カリウムが欠乏すると、疲労感、無気力感、むくみ等の症状が現れるといわれています。 近年、食の欧米化にともなって、現代人はナトリウム(塩分)を摂りすぎる傾向にあり、 カリウムは不足しがちなミネラルとして、重要性が見直されるようになりました。 特に、カリウムは余分な塩分を排出してくれる重要なミネラルなので、 高血圧にはカリウムを多く含む食材を摂ることが大切です。

カルシウム
「カルシウム」は、骨の形成にとって必要不可欠な成分で、 骨粗鬆症予防対策のためには、 カルシウムの摂取は必須です。特に妊娠中の女性は通常の約2倍の量を摂取する必要があります。 また、カルシウムが不足するとイライラを引き起こしたり、 動脈硬化が進行して高血圧・脳梗塞を招くこともあります。 さらに、カルシウムは、リンとのバランスをとっているミネラルで、 加工食品や外食が中心ではどうしてもリンが過剰に摂取してしまうので、 その均衡を保つためにもカルシウムを摂取する必要があります。 カルシウムが持つ重要な働きは、マグネシウムとのバランスでより高められます。

クロム
クロムは、肝臓や腎臓・血液・脾臓に存在し、糖と脂質の代謝のため私達の身体に無くてはならない必須微量ミネラルです。 ダイエットに活躍するミネラルとして有名で、糖分が多めの食事が続く方や 高脂肪・高カロリーの食事を好む方の健康キープをサポートするとして人気があります。 吸収をサポートするため、ピコリン酸と結合したクロミウムが使用されています。

珪素(シリコン)
珪素はカルシウムを運搬し骨の中のミネラル形成を促進させています。 このことは、珪素が骨の成長部分に多く、成長期や骨折治療中の骨に高濃度にあることで証明されています。 従って、成長期の青少年の骨格作り、女性の骨粗鬆症の予防に、珪素は欠くことのできない微量ミネラルなのです。 また珪素は、肌の水分を保持する組織を強化する働きがあり、肌の水分を保つことでシワを防ぎ、若さを保ちます。 珪素は動脈の壁の弾力性を維持する働きもしています。また、コレステロールが血管に付着することを防いでいて 動脈硬化を予防します。

ゲルマニウム
ゲルマニウムが体内の電磁波バランスを正常にすることで、酸素が体内に著しく増えるようになります。 その結果、免疫力が高まり全身の細胞も活き活きと活動できるようになって、 細胞の生まれ変わりのサイクルが整えられるのです。 癌やリウマチを防ぎ治す力があるミネラルとして大変注目されています。

コバルト
コバルトは今後の研究によっては必須元素となるかもしれないミネラルです。

水素
ほとんどの人が、水素を栄養物とは考えることはないでしょう。 しかしながら水素には私達の健康を維持するための重要な役割があります。 水素はATP(アデノシン3リン酸:細胞のエネルギー源となる燃料のような物質) を作り出す電気化学的プロセスに必須な要素です。

セレン
セレンは、私たちの発育と生殖に欠かせないミネラルの一つで、 セレンが欠乏すると、ひどいときには心筋症を多発するなどして死に至ります。 克山病やカシンベック病などもセレン欠乏症のひとつとされている病気です。 セレンは海からとれる食品に多く含まれる傾向があります。 セレニウムは、体内に現れた余分な活性酸素が悪さをしないように除去する抗酸化パワーを発揮します。

鉄(鉄分)とは、赤血球のヘモグロビンや各種酵素の構成物として、酸素の運搬や細胞呼吸などにおいて大きな役割を担っている成分です。 食品ではレバーや海苔、豆類などに多く含まれています。 貧血予防には『鉄分』が不可欠です。

銅が欠乏すると貧血に始まり、白血球減少、血清セルロプラスミン濃度低下、 赤血球銅・亜鉛-スーパーオキシドジムスターゼ活性低下などが起こります。

マグネシウム
マグネシウムは、体内のエネルギー分子ATPの産出に必要で、また体内の酵素を活性化させる作用があります。 カルシウム、ビタミンC等の代謝に必須です。 また筋肉をリラックスさせる効果もあります。 ストレス、アルコール、インスタント食品はマグネシウムを排出を増し、マグネシウム不足を引き起こします。 マグネシウムの効能としては、心臓病・高血圧を防ぐ、血中コレステロールを減らす、 手のふるえ・てんかん・ひきつけを防ぐ、胃酸過多に効く、脳の働きを円滑にする、 皮膚を健康に保つ、頭痛を緩和させるなどの効果があります。 また、カルシウムと一緒に摂取する事により、循環系の健康を増進させ、 心臓発作、カルシウムの沈着、腎臓結石を防ぎます。

マンガン
マンガンは、カルシウム・リンと共に骨の生成、石灰化を促す重要なミネラルです。 脳のエネルギー源となる糖分の供給をスムーズにし、適切に使われるようにサポートしてくれます。 また、マグネシウムと共にコレステロール・タンパク質・糖質の代謝、エネルギー生成にも関わります。 人体ではミトコンドリアに多く分布しており、欠乏するとさまざまな症状を呈するミネラルです。

モリブデン
モリブデンは、必須微量元素の1つです。 体内では肝臓や腎臓に多くが存在しており、さまざまな代謝に関与します。 また、抗癌作用を持つ可能性があり、癌に対する治療及び予防効果に関した臨床試験結果も報告されています。

ヨウ素
ヨウ素は新陳代謝を促がす甲状腺ホルモンの構成成分で、甲状腺腫と関係が深いミネラルです。 ヨウ素が充分に補給され、代謝が活発になると、体中の細胞の生まれ変わりが滞りなく行なわれるようになります。 発育促進や、皮膚や毛髪を美しく保つ働きがあるといわれるのはこのためです。 ヨウ素は海藻に多く含まれており、海藻を食べる食習慣を持つ日本人において、 ヨウ素の欠乏症というのはあまり見られません。逆にヨウ素過剰症について、注意が必要です。 甲状腺腫は欠乏でも過剰でも発症することがわかっており、バランスのよい摂取が必要です。

リチウム
リチウムは、躁鬱病の治療薬として広く用いられています。 また、リチウムの欠乏は、異常行動・犯罪と関連性があることが指摘されています。

リン
「リン」は、体を構成するミネラルの1つであり、体重の1%程度を占めます。 単体ではなく、リン酸塩として存在しており、多くはリン酸カルシウムとして骨に存在します。 その他、各組織臓器や血液などにも含まれています。通常の食生活では、リンが不足することは稀です。 リンの保健効果として、骨や歯の健康維持、有酸素運動のパフォーマンス向上、腎臓結石の予防に効果があるというデータがあります。

▼酸素

▼炭素

▼窒素

▼硫黄

▼ナトリウム

▼塩素

▼フッ素

▼ニッケル

▼バナジウム



■関連製品

『東尾理子さんも愛用!ビタミン・ミネラル27種配合《美的ヌーボ》』

有名人の間で人気のビタミン、ミネラルサプリメント《美的ヌーボ》 「ビタミンとミネラルの美的ヌーボ」は、市販のサプリに比べ、 現代人に不足しているビタミン・ミネラルの含有量が平均21.5倍のサプリメントで、 自然界からの天然素材100%を使用した合成添加物ゼロ、保存料ゼロの安全なサプリです。 お得なセットや毎月お届けコースもご用意しています。