性別 | 男性 | 女性 | ||||||
年齢 | 推定平均必要量 | 推奨量 | 目安量 | 割合上限値 | 推定平均必要量 | 推奨量 | 目安量 | 割合上限値 |
0~5(月) | - | - | 120 | - | - | - | 120 | - |
6~11(月) | - | - | 260 | - | - | - | 260 | - |
1~2(歳) | - | - | 600 | - | - | - | 600 | - |
3~5(歳) | - | - | 800 | - | - | - | 700 | - |
6~7(歳) | - | - | 900 | - | - | - | 900 | - |
8~9(歳) | - | - | 1,100 | - | - | - | 1,000 | - |
10~11(歳) | - | - | 1,200 | - | - | - | 1,100 | - |
12~14(歳) | - | - | 1,200 | - | - | - | 1,100 | - |
15~17(歳) | - | - | 1,200 | - | - | - | 1,100 | - |
18~29(歳) | - | - | 1,000 | 3,000 | - | - | 900 | 3,000 |
30~49(歳) | - | - | 1,000 | 3,000 | - | - | 900 | 3,000 |
50~69(歳) | - | - | 1,000 | 3,000 | - | - | 900 | 3,000 |
70以上(歳) | - | - | 1,000 | 3,000 | - | - | 900 | 3,000 |
妊婦(付加量) | - | - | 1,000 | - | - | - | ±0 | - |
授乳婦(付加量) | - | - | 1,000 | - | - | - | ±0 | 0 |
リン
『リン』は、体を構成するミネラルの1つであり、体重の1%程度を占めます。 単体ではなく、リン酸塩として存在しており、多くはリン酸カルシウムとして骨に存在します。 その他、各組織臓器や血液などにも含まれています。通常の食生活では、リンが不足することは稀です。 リンの保健効果として、骨や歯の健康維持、有酸素運動のパフォーマンス向上、腎臓結石の予防に効果があるというデータがあります。
■期待される効能
リン酸カルシウムとしての骨の構成成分。有酸素運動におけるパフォーマンスの向上。腎臓結石の予防。
■作用メカニズム
リンは細胞膜の構成成分として重要であり、物質の輸送やエネルギー貯蔵に関与します。 血液や間質液におけるバッファーとしても重要な役割を果たしています。
■科学的根拠
これまでに数多くの研究が行われており、効果と安全性が確認されています。 たとえば、経口投与による有酸素運動時の最大酸素摂取量の増大や腎臓結石(シュウ酸石)の予防効果が臨床試験によって報告されています。
■摂取方法
適切な食生活でリンが欠乏することは少ないです。リンが不足する状態では、必要に応じて、リン酸カルシウム、リン酸カリウム、リン酸ナトリウムなどを補います。
■注意事項
通常の食材に由来する成分であり、特に問題となる健康被害や副作用は知られていません。 ただし、カルシウムやカリウム、 ナトリウムといったリン酸塩の種類によっては、過剰摂取が好ましくない病態もあります。 また、一部の医薬品との相互作用を示唆するデータも知られています。 ただし、リンを含むサプリメントに関連した健康被害は知られていません。 したがって、リンを含む原材料を使ったサプリメントを、目安量に従って利用する場合には、特に問題はありません。