ポリフェノール類とは?
活性酸素から身体を守る抗酸化物質
『ポリフェノール類』は、植物の葉、花、花粉、茎、樹皮などに多く含まれれている物質で、植物の体内でできる成分です。 ポリフェノール類は、活性酸素から身体を守る抗酸化物質としてよく知られています。 ポリフェノールには多くの種類があり、よく知られているものに、フラボノイド系のイソフラボン、カテキン、タンニン、ケルセチン、 アントシアニン、エビカテキン、クロバミド、などがあります。 その他にも、クロロゲン酸系、フェニルカルボン酸系、エラグ酸系、リグナン系、クルクミン系、クマリン系などのポリフェノールもあります。
■ポリフェノールの種類
分類は色々な手法がありますが、最も研究が進んでいるフラボノイド系と、その他ポリフェノールという実用的で簡単な分類をします。
- ▼フラボノイド系(flavonoid)
- 下記参照
- ▼クロロゲン酸系(chlorogenic acid)
- ▼フェニルカルボン酸系(Phenylcarbone)
- ▼エラグ酸系(Ellagic acid)
- ▼リグナン系(Lignane)
- ▼クルクミン系(Curcumin)
- ▼クマリン系(Coumaric acid)
- ▼その他
- ガランジン(Galangin)、フィセチン(Fisetin)、カルコン(Chalcone)、プエラリン(puerarin)
- ピクノジェノール、アカシアポリフェノール、ウーロン茶重合ポリフェノール
●フラボノイド系(flavonoid)
- ▼イソフラボン(Isoflavone)
- ゲニスチン(genistein)、ダイゼイン(daidzein)
- ▼フラボノール(Flavonol)
- ケルセチン(quercetin)、ケンフェロール(kaempferol)、ミリセチン(myricetin)
- ルチン
- ▼フラバノン(Flavanon)
- ヘスペリジン(hesperidin)、ヘスペレチン(hesperetin)、ナリンゲニン(naringenin)、ナリンゲニン(naringenin)
- ▼アントシアニン(Anthocyanin)
- シアニジン系(cyanidin)、デルフィニジン系(delphinidin)、 マルビジン(malvidin-3-glucoside)、ペツニジン、ペオニジン、ペチュニジン
- ▼フラバノール(flavonol)
- カテキン(catechin)、 エピガロカテキン(Epigallocatechin)、エピカテキンガレート(Epicatechin gallate) エピガロカテキンガレート(Epigallocatechin gallate)、テアフラビン(Theaflavin)
- ▼フラボン(Flavone)
- クリシン(Chrysin)、アピゲニン(Apigenin)、ルテオリン(Luteolin)
■活性酸素とポリフェノール
「活性酸素」とは、 酸素がほんのわずか形を変えたもので、本来はウィルスやがん細胞と戦い、私たちの身体の健康を保つ強い味方です。 しかし、ストレスや紫外線、不規則な生活によって体内に「過剰な活性酸素」が発生すると、 私たちの体にダメージを与えてしまいます。 正常な細胞を攻撃したり、悪玉コレステロールと結びついてコレステロールを酸化させ、 酸化したコレステロールが血管内にとどまってしまい、その結果、がんや動脈硬化といった生活習慣病を 引き起こしたり、体を老化させるなど、さまざまな弊害を生み出す元凶になります。
このような「活性酸素」を撃退するのに力を発揮するのが「ポリフェノール」。 「ポリフェノール」には「抗酸化作用」という細胞の老化を防ぐ働きがあり、 過剰に増殖した活性酸素を除去して悪玉コレステロールとの結びつきを防ぎます。 この結びつきを遮断することが体の酸化を防ぐことになります。