性別 | 男性 | 女性 | ||||||
年齢 | 推定平均必要量 | 推奨量 | 目安量 | 耐容状減量 | 推定平均必要量 | 推奨量 | 目安量 | 耐容状減量 |
0~5(月) | - | - | 4 | - | - | - | 4 | - |
6~11(月) | - | - | 7 | - | - | - | 7 | - |
1~2(歳) | - | - | 25 | - | - | - | 25 | - |
3~5(歳) | - | - | 30 | - | - | - | 30 | - |
6~7(歳) | - | - | 40 | - | - | - | 40 | - |
8~9(歳) | - | - | 45 | - | - | - | 45 | - |
10~11(歳) | - | - | 55 | - | - | - | 55 | - |
12~14(歳) | - | - | 70 | - | - | - | 65 | - |
15~17(歳) | - | - | 80 | - | - | - | 60 | - |
18~29(歳) | - | - | 75 | - | - | - | 65 | - |
30~49(歳) | - | - | 75 | - | - | - | 65 | - |
50~69(歳) | - | - | 75 | - | - | - | 65 | - |
70以上(歳) | - | - | 75 | - | - | - | 65 | - |
妊婦(付加量) | - | - | - | - | - | - | +0 | - |
授乳婦(付加量) | - | - | - | - | - | - | +0 | - |
ビタミンK
ビタミンKは脂溶性ビタミンの一種であり、血液凝固と骨代謝に関与します。 これにはタンパク質の活性化を促し骨の形成を促進する働きがあることから、健康な骨作りに有効です。 また、肝臓での血液凝固因子の合成に必要な補酵素として作用したり、 カルシウムを骨に取り込む作用を持つオステオカルシンの合成にも必要です。
■ビタミンKとは
●ビタミンKの特徴
ビタミンKは脂溶性ビタミンの一つです。 またビタミンKと一言に言っても、ブロッコリーやホウレン草などに多く含まれているフィロキノン (ビタミンK1)と 微生物から生産するメナキノン (ビタミンK2)、さらに合成ビタミンのメナジオン(ビタミンK3)の3つが存在します。 基本的にビタミンKが不足するのは稀です。 しかし、加齢により膵液や胆汁の分泌量が低下することでビタミンKの吸収量が減少したり、 抗生物質の長期投与によりビタミンKを活性化させる酵素の活性が低下したりすることがあります。 そのため、高齢者ではビタミンK欠乏が起きる可能性があるので注意が必要です。 ビタミンKは、肝臓における血液凝固因子の合成に必須のビタミンとして、血液凝固能を調節します。 また、カルシウム代謝にも関与しています。
●ビタミンKの効果・効能
ビタミンKは骨にあるオステオカルシンと呼ばれるタンパク質を活性化し、カルシウムを骨にくっつけて骨の形成を促進させる働きがあります。 そのため、健康で丈夫な骨作りに有効で、骨粗鬆症の予防効果があります。 また他にも、血液凝固作用の維持・調節効果があり、血液を固めて傷口をふさぐサポートもします。 このことから、骨の健康が気になる方や体を酷使する方などにお勧めです。
●作用メカニズム
血液が凝固するためには、肝臓において合成される血液凝固因子が必要となります。 プロトロンビンなど血液凝固因子の合成過程において、ビタミンKは補酵素として作用する重要な因子です。 カルシウム代謝に関して、ビタミンKは、カルシウムが骨に利用されるのを促進するタンパク質(オステオカルシンという)の合成に必須のビタミンです。 ビタミンKが不足すると、カルシウムが骨に十分に取り込まれません。
●科学的根拠
これまでに数多くの研究が行われており、効果と安全性が確認されています。 血液凝固系の病態に対する効果が知られており、さまざまな生活習慣病の予防・改善に関連したデータも報告されています。 たとえば、ビタミンDとともに骨代謝に関与しており、 骨粗鬆症の予防効果が示されています。
●ビタミンKの摂取方法
ビタミンKは脂溶性ビタミンであり、油に溶けた状態のほうが吸収されやすいです(つまり食事と一緒に摂るとよい)。 なお、ビタミンKには、「日本人の食事摂取基準(2010年版)」において目安量が規定されています。
- ▼1日の摂取量の目安
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ビタミンKの1日の摂取量の目安は150mgほどとされています。また、サプリメントで摂るなら1日1粒を目安に摂取するのが一般的です。
※1粒あたりの含有量や、推奨する摂取量はメーカーにより異なります。 - ▼摂取方法や注意点
- 通常の方が摂取する場合は、副作用などが発生することはほぼありません。また、ビタミンKの過剰摂取は避け、必ず1日の摂取量の目安をお守りください。
●注意事項
通常の食材に由来する成分であり、特に問題となる健康被害や副作用は知られていません。 ただし、ビタミンの一種であり体内に蓄積されます。 一般に、健常者が通常の目安量に従って摂取する場合、安全性は高いといえます。 ビタミンKは、ワルファリン(抗凝固剤)など一部の医薬品との相互作用があるため、何らかの医薬品を併用する場合、主治医に相談の上使用します。 また、納豆、青汁、クロレラ、スピルリナなどビタミンKを多く含む食品を摂取する場合も同様に注意します。
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『ビタミンK』
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