【質問】

40歳代の夫は心筋梗塞によって心臓の1/3が壊死しています。 社会復帰し、減塩や運動も続けていますが、心臓の働きは徐々に低下するのですか?


【答】

心筋梗塞によって壊死した心筋は元には戻らないため、 残った心筋だけで心臓を動かさなければなりません。当然、残った心筋には大きな負担がかかり、心不全が起こりやすくなります。 心不全はいろいろな心臓の病気が原因となって起こりますが、最も多いのが心筋梗塞だと考えられています。 急性期の治療が進歩したことで、心筋梗塞による突然死は減っていますが、その後時間が経過してから、心不全が起こるケースが増えています。

心筋梗塞


◆今後の治療

まず、心筋梗塞の治療をしっかりと行います。 心筋梗塞は再発しやすく、それによる突然死の危険性もあるので、 再び心筋梗塞が起こらないようにすることがとても大切です。 心臓の機能を定期的に検査し、心不全の症状である息切れやむくみに注意する必要があります。 今まで通り、日常生活では減塩や運動を続けてください。 ただし、運動については必ず医師と相談しながら行ってください。 また、高血圧糖尿病も心不全の原因となるため、 これらの病気があればきちんと治療を受けてください。

(この答えは、2020年3月現在のものです。医療は日々進歩しているので、後日変わることもあるのでご了承ください。)