本当は危ない降圧習慣「冬場でも水分補給が必要」
冬こそ隠れた水分不足で血圧が上がるため、こまめな水分補給が必要で、緑茶・麦茶が効果大。
■水分不足で血液の粘土が高まり血圧も上がる
暑い夏は、汗をかくために自然にのどが渇き、水分補給も楽に行えます。 しかし、冬場はそうはいきません。寒い冬はのどの渇きを感じることはなく、水分補給をないがしろにしがちです。 これはよくありません。実は冬でも体温調節が行われていて、私たちが気付かないうちに汗をかいています。 そのため、冬でも夏場と同じように積極的な水分補給をする必要があるのです。
冬の水分不足で怖いのは、夏場と同じく脱水症状です。 脱水症状によって血液の粘度が高まると、ドロドロ血液になってしまいます。 これにより血流が悪くなり、ひいては血圧も上がってしまいます。 また、ドロドロ血液だと血栓が生じて脳梗塞や心筋梗塞を引き起こしやすくなってしまうのです。 これを防ぐためには、やはりこまめな水分補給が必要になります。 具体的にいうと、1日1.5㍑を目安にして、起床時、食事中、食間、入浴の前後、寝る前に水分を摂りたいものです。 摂る水分としては、血液をドロドロにさせる砂糖が含まれていないものを選んでください。 水、緑茶、紅茶、麦茶などがおすすめで、利尿効果が強いコーヒーやアルコール類は水分補給には向きません。 一般に、水分不足の解消のためにはただの水がいいといわれます。 しかし、緑茶や紅茶に含まれるカテキンやタンニン、麦茶に含まれるビラジンという成分には高血圧を下げる働きがあるため、水よりも効果的です。