甲状腺良性腫瘍
『甲状腺良性腫瘍』は、大きくなったら切除することもあります。
■甲状腺良性腫瘍の症状と特徴
甲状腺の良性腫瘍は、濾胞腺腫、腺腫様甲状腺腫、嚢胞の3つに大別されます。 男性よりも女性に多く起こる傾向があり、男女比は1対3~5です。 濾胞腺腫は、甲状腺の濾胞上皮細胞によってできる腫瘍で、最も大きくみられる良性腫瘍です。 腺腫様甲状腺腫は、腫瘍が複数できることが多いため、甲状腺全体が腫れたように見えることがあります。 嚢胞は、血液や浸出液などの液体成分が溜まった袋状の腺腫です。 甲状腺の腫大以外に目立った症状がないため、腫れに気付いたら早めに専門医を受診し、良性か悪性かを調べてもらうようにしましょう。
■甲状腺良性腫瘍の原因
ヨード不足が関与すると考えられていますが、海藻などのヨード摂取が多い日本で発症する理由は不明です。
■甲状腺良性腫瘍の治療
腫瘍が大きい場合は、手術で摘出することもあります。