ガングリオン(結節腫)

ガングリオン(結節腫)』は、若い女性に多い寮生嚢腫です。


■症状と特徴

手関節、足関節、手足の指の付け根に発生する良性の腫瘍で、関節や腱の組織から発生し、手関節の背側に多く見られ、表面はなめらかで、あまり動きません。 皮膚の下にある種瘤です。10~20歳代の女性に多く見られ、男性よりも女性に約3倍多く発症します。 ゼリー状の袋のような形で、徐々に大きくなります。大きさは数ミリから数センチに及び、大きくなると皮膚が盛り上がって見えます。 自然に消えたり、小さくなることもありますが、手関節の動きによって大きくなることもあります。 できる場所によって、神経麻痺を起こすことがあります。

ガングリオン


■治療

ほとんどの場合、治療を必要としません。外見上の問題があったり、圧痛(押すと痛む)や不快感があったり、大きくなり続けるような場合は、 内容物を注射器や針を用いて取り除きます。 神経麻痺がある、痛みや機能障害がある、再発を繰り返す、というような場合には、手術で切除します。 癌化することはありませんが、適切な治療を受けるようにしましょう。