骨粗鬆症治療の薬A『骨を作る働きを助ける薬』

骨を作る働きを助ける薬』には、ビタミンK2製剤、副甲状腺ホルモン薬などがあります。


■骨を作る働きを助ける薬

●ビタミンK2製剤【総合評価「B」】

「ビタミンK」には、骨にカルシウムが沈着するのを助ける働きがあり、 そのなかの「ビタミンK2」という種類のものが、薬として用いられています。 骨粗鬆症の治療薬の中でも、「骨形成」を促す作用が強い薬です。 骨代謝マーカーで、「骨吸収」はあまり進んでいないのに骨粗鬆症が強い人は、骨形成が低下していると考えられます。 そのような場合にこの薬を使うと、骨を作る作用が活発になってきます。 また、骨を作る作用も確かにありますが、骨質をよくする作用があり、最近は後者の方が注目されています。 ただし、血液を固まりにくくする「ワルファリン」という薬の作用を弱めるので、併用はできません。
総合評価は「B」

【服用上の注意】

服薬は、通常1日3回で、空腹時に飲むと吸収がよくないので、食後に飲みます。 副作用は、あまりありません。ただ、血液の凝固を促進する作用があるため、 ワルファリンカリウムなどの血液を固まりにくくする薬と併用すると、 その薬の作用を弱めてしまいます。心筋梗塞などでワルファリンカリウムを服用している人はビタミンK2製剤は使えません。


●副甲状腺ホルモン薬

骨芽細胞の働きを強める薬で、骨を作る作用が最も大きい薬です。現在は重症の骨粗鬆症の場合に用いられており、 週1回通院して注射を受けるタイプと、毎日自分で注射をするタイプがあります。 使用期間は1年半、または2年と決められています。