高血圧対策に『高麗人参茶』

これまで『高麗人参』といえば、滋養強壮効果や胃弱の改善作用ばかりに目を向けられがちでしたが、 昨今の研究で高麗人参には、もっとずっと多彩な健康効果のあることがわかっています。 中でも注目の集まっているのが、血液浄化作用と血管強化作用で、動脈硬化・高血圧・低血圧・高血糖・ 虚血性心疾患・脳卒中の後遺症・更年期障害・冷え性・貧血・癌などに有効だといわれています。 従来高麗人参は「高血圧には禁忌」といわれていましたが、それは誤りで、 高血圧にも低血圧にも効果大であることが調査で判明しました。 高麗人参には、血圧がどんな状態でもそれを正常に近づける働きがあり、 高麗人参を摂ると高い血圧は低下し、低い血圧は上昇するのです。


■低い血圧は高く、高い血圧は低くなる

『高麗人参』は、滋養強壮効果と共に、 造血を促し低い血圧を上昇させる作用に優れていることが、 古くから知られていました。そのせいか、高麗人参は一般に、貧血や低血圧の人には有効でも、 高血圧の人には禁忌とされてきました。高麗人参を摂ると、ただでさえ高い血圧がもっと上がってしまう と考えられていたわけです。しかし、必ずしもそうではないことがわかりました。 高麗人参には、血圧がどんな状態でもそれを正常に近づける働きがあります。 高麗人参を摂ると高い血圧は低下し、低い血圧は上昇します。 そのことを実証した研究があります。

その研究は、七大学六病院で、316人を対象に行われた大規模なもので、高血圧の患者さん74人、 正常血圧の患者さん207人、低血圧の患者さん35人に、毎日3~6gの高麗人参の乾燥粉末を12週にわたって摂取してもらい、 血圧の変化を調べたものです。 その結果、低血圧の患者さんでは、35人中11人の血圧が10ミリ以上上昇し、100ミリに満たなかった最大血圧の平均は 110ミリになりました。これはあらかじめ想定されていた変化です。 一方、高血圧の患者さんでは、74人中38人に10ミリ以上の血圧の低下が認められました。 試験開始時は、最大血圧の平均値が150ミリ(正常値は130ミリ未満)をはるかに上回っていたのが、 140ミリ台前半にまで低下したのです。ちなみに、高血圧の患者さんで血圧が上昇したのはわずか4人に過ぎませんでした。 この研究によって、高麗人参には高血圧でも低血圧でも正常に近づける働きのあることが確認されたのです。


■サポニンなどの有効成分が複合的に働く

高麗人参のどの成分が、こうした効果をもたらすのかといえば、主に「サポニン」ですが、 それ以外の有効成分の働きも報告されています。 まず、高麗人参の中心的な有効成分であるサポニンには、約30の種類があります。 これらのサポニンは、プロスタグランディン(体の働きを調節するホルモン様物質)を介し、 血小板の凝固を抑えて血液をサラサラにしたり、血管を拡張させたりします。 さらに、サポニンとは別に、高麗人参に豊富に含まれる「多糖類」「アデノシン」「アルギニン」というアミノ酸の誘導体にも、抹消血管を拡張させて血圧を低下させる働きのあることがわかっています。 高麗人参を摂ることで血圧がうまくコントロールされるのは、私たちの体調に合わせて、 これら有効成分が複合的に作用する結果と考えていいでしょう。


■高齢者の心機能が若者並みに強まった

このように、血液浄化や血管強化のほか血圧の調節まで可能にしてくれる高麗人参には、 心臓を若く保つ作用も認められています。 この研究は、1994年に岩手医科大学が行ったもので、平均年齢75歳の高齢者80人に、 毎日1.5gの高麗人参の乾燥粉末を15ヶ月間摂取してもらい、心拍出量(心臓が1回に送り出す血液の量)、 心係数(体表面積あたりの1分間の心拍出量)、血液の流れやすさを示す抹消血管抵抗、 さらに心動作効率(心臓が仕事をする効率)の4項目で心機能の変化を調査。 それを20代の健常青年のそれと比較したのです。

すると15ヵ月後には、前にあげた全ての項目で、高齢者の心機能が健常青年のそれを上回っていたのです。 例えば、心拍出量では、試験開始当初の高齢者では50ミリリットルにも届かず、 60ミリを超える健常青年の数値には遠く及びませんでした。 それが高麗人参を摂取し続けたことで、心拍出量は70ミリ台にまで増加したのです。 さらに、心拍出量で得られた同じ傾向が、抹消血管抵抗や心動作効率など他の検査報告でも共通して見られたのです。 この結果により、高麗人参には抹消血管を拡張して心臓の負担を減らし、血液の拍出量を増やすこと。 さらには心臓そのものの筋肉を強める効果のあることがわかりました。

全身に血液を送り出す最も重要な臓器である心臓をいつまでも若く保つ上でも、 高麗人参は、大いに役立つと考えられています。