腎臓虚弱体質による高血圧に『ウーロン茶』
高血圧になりやすい体質の一つとして「腎臓虚弱体質」があります。 塩分の摂りすぎなどによって腎機能を酷使していると、腎臓が衰えてきて働きが悪くなってしまい、 その結果、血液中にナトリウムなどが増え、それを薄めようと血液の量も増加し、血圧が上がってしまうのです。 このような腎臓虚弱体質を改善し、高血圧を治す方法としてお勧めなのが「ウーロン茶」です。 ウーロン茶の「重合ポリフェノール」が、 腎臓などの臓器で発生する活性酸素を消去して臓器の働きをよくするため、 腎臓虚弱が改善され、高血圧症状が改善されるとされています。
■腎臓虚弱体質
塩分を摂りすぎると腎臓の働きが悪くなる
高血圧になりやすい体質の一つとして『腎臓虚弱体質』があります。 この腎臓虚弱体質とは、腎臓が衰えた状態の人のこと。 原因としては老化もありますが、何よりも日常的な塩分の摂りすぎが考えられます。 そもそも腎臓は、握りこぶしよりも少し大きくソラマメのような形をしている臓器で、 背骨を挟んで左右一つずつ、計2つあります。 腎臓は、尿を作る臓器だとして認識している人は大勢いるでしょう。 もちろん、腎臓で尿が作られますが、単に尿を作っているというわけではありません。 実は、血液中にある必要なものと不要なものとを分ける、いわば濾過装置としての働きをしています。 具体的にいうと、血液中のたんぱく質や赤血球など大切なものと、余分なナトリウムや水、 あるいはクレアチニンという毒素を選び分けているのです。 このため、塩分を摂りすぎて腎臓の濾過装置を酷使していると、腎臓そのものが衰えてきて、働きが悪くなってしまいます。 その結果、血液中にナトリウムなどが増え、それを薄めようと血液の量も増加し、 ひいては血圧が上がってしまうといわれています。
高血圧には、原因が不明である「本態性高血圧」と病気が原因の「二次性高血圧」がありますが、 後者の二次性高血圧の代表として、「腎炎(糸球体腎炎)」があります。 腎臓の病気で起こる高血圧は、短期間で血圧が急に高くなり、とりわけ最小血圧が目立って高くなる、という特徴があります。 とはいえ、腎臓の病気まで至っていない、腎臓虚弱体質の人の本態性高血圧が非常に増えています。 特に、塩辛いものが好きな人、濃い味付けの料理ばかり食べている人は注意が必要です。 また、以前と比べて、尿量が増えたり減ったりした人、顔や手足がむくみやすい人に腎臓虚弱体質の疑いがあります。 というのも、腎臓の働きが衰えると、尿がうまく作られなくなり、人によって一回当たりの尿量が増減します。 また、血液中のナトリウム量が多くなると、血管から水分が外の組織に染み出し、これがむくみを引き起こしてしまいます。