■フィブロインの効果試験
コレステロール・中性脂肪値も血糖値も低下
フィブロインがメタボリックシンドロームを改善させる効果は、ある臨床試験で確認されています。
その臨床試験では、計208人の男女(平均年齢54歳、男性15人、女性193人)に、
フィブロインを1日3回、1ヶ月にわたって摂ってもらいました(1回当たり200mg、1日の合計600mg)。
そして、フィブロインを摂る前と摂った後で、総コレステロール値・中性脂肪値・血糖値などについて、それぞれ比較したのです。
その結果、総コレステロール値については、全参加者のうち55%の人の数値が フィブロインを摂った後、明らかに低下しました。LDL(悪玉)コレステロール値については、 全参加者のうち51%が改善。そのうち、数値が基準値(70~139mg)以上の101人については、 58%もの人に改善が見られました。 中性脂肪値と血糖値については、きわめて高い改善率が確認されています。 フィブロインで中性脂肪値が低下した人は、全参加者のうちの59%。そのうち、基準値(35~149mg) 以上の82人については、72%もの人の数値が下がったのです。 さらに、血糖値については65%の人が改善。血糖値が基準値(60~109mg)以上の人に関してみれば、改善率は80%に達しました。
中でも、特筆すべきなのは、ヘモグロビンAlcの数値の改善が、実に95%の人に見られたことです (基準値以上の23人に関しては、83%の人が改善)。 ヘモグロビンAlcとは、赤血球のヘモグロビンがブドウ糖と結びついたもので、過去1~2ヶ月間の血糖値の推移を 知る上でとても重要な数値です。最近では、この数値を定期健診の指標にしている病医院も多くなっています。 通常、ヘモグロビンAlcは非常に下がりにくいため、これが下がるということは、フィブロインが高血糖に極めて 有効であることを示しています。 また、肝機能の数値(GOT、GPT、γ-GTP)についても、約6割の人が改善傾向を示しており、 フィブロインが肝臓の機能の向上にも何らかの作用を及ぼすと期待されています。