尿毒症

『尿毒症』は、老廃物が体内に溜まる病気です。

■症状と特徴

腎臓の働きが正常の状態の1割以下になると、尿毒症の症状が全身に現れます。高齢の女性は骨粗鬆症を起こしやすいので注意が必要です。血液検査では尿素窒素クレアチニンの値が基準値の10倍近くになっています。この状態を高窒素血症といいます。また動脈中の炭酸ガスが増加し、酸性血漿の状態になります。血中カルシウム値は低い傾向、リンは高い傾向にあります。多くの臓器に障害が起こるので、Ｘ線、心電図、眼底検査など、さまざまな検査を行い、状況を把握する必要があります。

■原因

慢性腎不全の末期や急性腎障害で腎臓の働きが極端に落ち、尿に排泄されると老廃物が体内に溜まり発症します。

■治療

腎不全の進行を遅らせるために、急性腎障害、慢性腎不全の治療を行います。