なた豆(ナタマメ、刀豆)茶
『なた豆(ナタマメ、刀豆)』には、「コンカナバリンA」という成分が含有されています。 コンカナバリンAは、血液毒素である尿素を減少させ腎機能を健全に保ちます。 また、コンカナバリンAは抗腫瘍作用・免疫力増強作用が認められていることからアレルギー体質の改善、 歯槽膿漏・口内炎のなど歯周病や扁桃炎、鼻炎に効果があるとされています。 また、腎臓機能や腸管の働きを活性化することできれいな血液が巡ることから、血行促進、高血圧、冷え性、むくみ、肩こり、 さらに、老廃物や有害物質を体外に排出する作用にも優れ、蓄膿の排膿作用・ものもらい・面疔・ニキビ、痔ろう・イボ痔の他、 下痢、便秘やダイエットにも良いと言われています。 さらには、なた豆は、SOD(活性化酸素除去酵素)が高いことから、老化防止や、生活習慣病予防等も期待されています。
■なた豆の効果・効能
脳が若返ると評判のなた豆
多量の食物繊維が含まれているので整腸作用も。
- ▼腎機能向上に
- なた豆は腎臓のパワーを強化して、血液毒素の尿素の排出を助けてくれます。
- ▼冷え性、肩こり、血行促進に
- なた豆には優れた血行促進作用があるので、毛細血管の隅々まで血流が良くなり、 血行不良による手足の冷え、目の疲れや肩こり、生理痛、腰痛、関節痛などに効果があります。
- ▼便秘やダイエットに
- なた豆には多量の食物繊維が含まれているので整腸作用があり、腸のぜん動運動を高め便秘を解消し、 便秘が解消されれば体の中に溜まった毒物、不純物、老廃物をどんどん排出してダイエットにも効果があります。 また、腎臓の働きも良くなるので、利尿を促進します。
- ▼排膿作用
- なた豆は古くから「膿とりの妙薬」として使われており、漢方生薬の効果として認められています。 なた豆の成分が膿のある患部だけでなく、その膿の原因となるもとの部分に作用して起きる効果で、 これはなた豆の持つ「排膿作用」と、さらにハレや熱を治める「消炎作用」によるものです。
- ▼痔ろう・イボ痔
- なた豆のお茶または粒を飲むだけでなく、飛び出た肛門を煎じたお茶で温め、 その液でよく洗うと一層効果的です。ガーゼやコットンにたっぷり浸し患部にそって押し当ててください。 また煮沸したなた豆茶を浴槽に入れて入浴剤として使うと更に効果的です。
- ▼歯槽膿漏・口内炎・扁桃炎
- なた豆茶をしばらく口に含み、口内全体にゆきわたらせるようにしてからできるだけゆっくりと飲み下してください。
- ▼蓄膿症・ものもらい・面疔・ニキビ
- なた豆の血行をよくして膿を出す、体質を浄化するという自然治癒力が引き出されるなど、効果を発揮します。
- ▼アレルギー体質の改善
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なた豆の成分のコンカナバリンAが免疫を正常化することにより、
アトピー性皮膚炎・アレルギー性鼻炎・ぜん息・食物アレルギー・紫外線アレルギーなど
全てのアレルギー体質の改善に効果があるとされています。
また良質のタンパク質・種々のミネラル、豊富な食物繊維は腸管の運動の改善に不可欠のものです。 消化器官が丈夫でないと栄養の吸収が十分できないばかりか、免疫のバランスも崩してしまいます。 しかしなた豆をとることで、腸管の働きが良くなれば、免疫も正常に機能し、 免疫異常による疾患も体質から改善されてゆきます。
●腎機能向上に「なた豆茶」
漢方では薬として使われている
東洋医学には、もともと「臓器に似たもので以って臓器を補う」という考え方があり、 古くから中国では、「なた豆」が腎臓の形に似ているところから、 腎臓の薬として漢方薬の原料になっています。 腎臓の機能が衰えると排泄能力が低下するのですが、なた豆は利尿作用を促し体の中に溜まった 毒物・不純物の排泄も容易にして体内の解毒を担当する肝臓の機能を助けます。 また、なた豆の成分の中の抗腫瘍活性のため「なた豆は癌によい」とも言われており、 実際中国では癌の薬として注目されています。
あるTV番組の「若ボケになる血液毒素」特集でなた豆が取り上げられたことがあります。 その番組によると、人の体は、酸性に傾くと生命を維持できなくなってしまい、血液毒素=尿素は、 最も大量に発生する酸性ゴミで、肉類などの酸性食品の摂りすぎは、尿素を増やして、 血液を毒素でいっぱいにしてしまうらしいのです。
そうならないために、腎臓が働いて尿素を捨てていますが、酸性食の多い現代では、 腎臓のパワーがついて来れていないのが現状です。 そこで腎臓のパワーを強化してくれて、 血液毒素の尿素の排出を助けてくれるのがなた豆に含まれる「コンカナバリンA」なのだそうです。
腎臓の働きが低下すると、体がだるい、食欲不振、気分が悪い、記憶力が低下する、 他の人からボーっとしていると思われる、血圧が上がる、貧血が進む、体がむくむ、体重が増える、 等の症状が出ると言われていますから、なた豆の摂取でそれらにも効果が期待できるということです。