カミツレ(カモミール)
『カミツレ(カモミール)』には、リラックス効果や、鎮静効果があり、イライラを沈め、深い眠りを誘います。 考えすぎて心配性の傾向がある人や感情的な動揺を受ける神経過敏症の人に向いたハーブです。 心が落ち着き、イライラ気分が簡単に吹き飛んでしまいます。寝付きの悪いときも、カモミールが最高です。 ジャーマンカモミールはドイツのコミッションE(薬用植物の評価委員会)で治療目的での使用が承認されています。
■「カミツレ(カモミール)」とは?
「カミツレ(カモミール)」は、ヒナギクに似た、ヨーロッパおよび地中海沿岸原産のキク科の多年草です。 30cmほどの草丈で、中央部が黄色く、白い花びらをつけています。寒さには強いが、過湿や蒸れが苦手です。 花を利用した、カモミールティーが有名で、とてもリラックスできます。 代表的なハーブの一つで、ヨーロッパでは芝生代わりに用いられたりしてきました。 近くの植物の病気を治すことから「植物の医者」とも呼ばれ、葉の浸出液を苗に散布すると、立枯病の予防になるといわれています。 リンゴの甘い香りが全草に香ります。 安眠や美容に効果があるといわれるため、ハーブティーとしても人気があり、花をフレッシュまたはドライにして抽出します。 また、入浴剤やポプリなどにも用いられます。
このカモミールにはジャーマン種とローマン種の2品種があり、 ローマンカモミールは、多年草ということを除けば、特徴も利用法もジャーマンカモミールと変わりませんが、 学名は「Chamaemelum nobile」であり、2つは全くの別種です。 また別種のダイヤーズカモミールは染料として用いられます。 ジャーマンカモミールはドイツのコミッションE(薬用植物の評価委員会)で治療目的での使用が承認されています。 カミツレ花から抽出したエキスには、リラックスできる鎮静効果があり、 ヒステリーや不眠症、消化不良、 鬱病や アルコール依存症による震えなどに効果的とされていますが、 世間一般にはハーブティーとして広く知られています。 カモミールは、心と体をリラックスさせてくれるハーブとして世界中の幅広い年齢層の方に愛され親しまれてきました。 リラックスしたい時、就寝前にユッタリとした気分になりたい時にお勧めです。