ゴールデンキャンドル
(キャンドルブッシュ)

ゴールデンキャンドルキャンドルブッシュ)』は、インドネシアやマレーシアで1300年も前から、 便秘や皮膚病などの改善に利用してきたハーブで、「便出しハーブ」ともいわれます。 ゴールデンキャンドルはアントラキノン類という成分を多く含んでいます。 アントラキノン類は、腸管の筋肉を刺激して、蠕動運動を活発にする働きがあるのです。 しかも、便秘薬でよく見られる依存症や副作用はほとんどありません。 この他、ゴールデンキャンドルには 食物繊維、 ミネラルの一種であるカリウムマグネシウムなども含まれています。 これらの成分が相乗的に働いて、便秘の改善に役立つのです。


■ゴールデンキャンドル

イチョウ葉 ゴールデンキャンドル(キャンドルブッシュ)とは、 インドネシア、インドなどの熱帯アジアの湿地帯に自生するマメ科の植物です。 和名はハネセンナおよびハネミセンナ。中国名は対葉豆(タイヨウトウ)。英語名は golden-candle senna〈黄金のロウソクのセンナ〉、 candle bush〈ロウソクの低木〉、seven-golden-candlesticks〈7本の黄金のロウソク〉、 ringworm shrub〈たむしの低木〉など様々なものが存在します。 湿地を好む低木で高さは3メートルほど。葉は偶数の羽状複葉で生えます。 小葉は8-20対あり、長さ5-15センチメートルで円頭の長楕円形となります。 花は黄色で穂状に着生し、莢は黒く長さ10-20センチメートルで4翼あります。 その姿かたちから、クリスマスキャンドル(英: Christmas-candle)とも呼ばれます。

黄色く美しい花を咲かせる落葉低樹で、古くは1300年ほど前からインドネシア王室の貴婦人達の間で、美容やダイエット、 かゆみや虫さされ等の皮膚疾患等で利用されてきた生薬です。 インドネシア・アーユルベーダが盛んなバリ島などで美と若さと健康のために古代から民間療法として伝承されており、 現在でも皮膚炎(急性・慢性)には葉をすりつぶし湿布として用いられています。 また、葉を煎じて飲めば抗真菌、便秘改善に効果があるとされており、薬膳として食したりもされています。

主な成分は、ビタミン、ミネラル、リン、鉄、カルシウム、マグネシウム、カリウム、亜鉛、セレン、フラボノイド等です。


■ゴールデンキャンドルの便秘解消試験

ゴールデンキャンドルが便秘の改善に役立つことは、試験でも実証されています。 この試験では、6ヶ所の病院で、便秘状態が72時間以上続いている14歳~90歳の男女80人(男性31人、女性49人)を対象としました。 この80人を、ゴールデンキャンドルの成分を抽出したエキスを摂るグループ、医療用の便秘薬を服用するグループ、 そしてプラセボ(偽薬)を摂るグループに分け、24時間以内の症状の変化を見たのです。 その結果、ゴールデンキャンドルを摂ったグループは24人中20人(86%)の便秘が解消したので、 ゴールデンキャンドルは便秘薬に匹敵する解消率を示したことになります。 一方、プラセボのグループは28人中5人(18%)しか解消しませんでした。 便秘気味で、お腹が出ている人はぜひ試してみてください。