■夜中に目が覚めて眠れない場合には?

睡眠薬の使い始めなら、消失半減期の長い薬に変えてみることもあります。 ただ、高齢者ではもともと朝までぐっすり眠れる人はまれで、大抵は3時間も眠れば目が覚めてしまうものです。 特に夜間頻尿があったら、消失半減期の長い薬に変えれば眠れるというわけでもありません。 そういう場合、消失半減期の短い薬を寝床に入る前に半分のみ、残りを枕元に置いて、夜中に目が覚めたらそれを飲む、 といった使い方をすることもあります。ただし、睡眠薬は翌朝に持ち越さないことが大事なので、 追加する場合は午前2時頃前まででしょう。医師に相談してください。