高血圧症対策に『ギャバ茶(ギャバロン茶)』

お茶の優れた健康効果が続々と明らかになる中で、 今、特定の病気の予防や改善に役立つ薬効を高めた「改良緑茶」が次々に登場しています。 カテキンの量を増やした緑茶や、糖の吸収を緩やかにする食物繊維を加えたお茶などが代表的なものですが、 そのなかで今注目されているのが、緑茶に含まれる「ギャバ(GABA、γ-アミノ酪酸)」 という有効成分を大幅に増やした『ギャバ茶ギャバロン茶)』です。 ギャバ(γ-アミノ酪酸)とは、アミノ酸の一種で、ふつうの緑茶にも含まれますが、 ギャバ茶に含まれる量は、ふつうの緑茶の40倍に達します。 食品の中でギャバの含有量が多いとされる発芽玄米と比べても、8倍は多いのです。 ギャバ(γ-アミノ酪酸)には、さまざまな優れた働きのあることがわかっていますが、 その中でも、近年になって注目を集めているのが、高い血圧を下げる働きなのです。


■「ギャバ茶(ギャバロン茶)」とは?

多彩な健康効果がある

『ギャバ茶(ギャバロン茶)』は、 農林水産省が1980年代に緑茶の生業の保存法を研究している過程で偶然生み出された健康茶です。 有効成分にギャバ(GABA、γ-アミノ酪酸)を多く含んでいることから、ギャバ茶(ギヤバロン茶)と名づけられました。 ギャバ(GABA、ガンマ・アミノ酪酸)は、植物中や人間の体内にも存在するアミノ酸の一種で、 ギャバ茶(ギヤバロン茶)には、緑茶・紅茶には微量しか含まれないギャバ(GABA、γ-アミノ酪酸)を 大量(20倍~30倍)に含んでいます。ギャバ(GABA、γ-アミノ酪酸)には、さまざまな優れた働きがあることがわかっています。 例えば、ボケ防止。ギャバは脳に届いて血流を促して脳を活性化させるため、ボケを防止するとされていますし、 脳卒中の後遺症による頭痛や記憶障害を改善させたりするともいわれています。 また、ギャバを摂った人は更年期障害や不眠症が改善し、その効果が長期的に続いたとの報告もあります。 他にも、糖尿病を予防・改善したり、肝機能を高めたりする効果も認められています。 その中でも、今、最も注目されているのが高血圧を下げる働きです。 ギャバ(GABA、γ-アミノ酪酸)は、交感神経を正常な状態に保ち、血圧の上昇を抑制、降下させてくれる効果があるのです。