サプリメントの基礎知識2
『サプリメントの基本的な種類』

サプリメントの基礎知識『サプリメントの基本的な種類』について簡単にご説明します。

■サプリメントの基本的な種類

なぜサプリメントが必要なのでしょうか?
現代は飽食の時代と言われ、まさか栄養が足りていないなんて、あまり考えないですよね。 でも本当のところは、「カロリー過剰・微量栄養素不足」であるといわれています。 確かに夜盲症やクル病などの欠乏症は無くなりましたが、相対的に欠乏症になっているといえます。

ビタミン、ミネラルは、糖質・脂質・タンパク質の三大栄養素が体内でエネルギーや新しい細胞に代謝されるときに、補酵素として働きます。 なので、摂ったカロリーに見合うだけのビタミン・ミネラルがなければ代謝がうまくいきません。 結果、余ったカロリーは脂肪となって体内に蓄積されることになります。 これが、肥満や生活習慣病の原因になるということです。

口からのカロリーがスムーズにエネルギーに変換されれば、疲労感・倦怠感は軽減されるでしょう。 新陳代謝により古い細胞が新しい細胞に替われば美しい肌、髪、しっかりした骨、筋肉が得られるということです。 でも、食事の欧米化、ファストフードやコンビニ弁当など食生活が変化。 さらに食材の栄養価が低下。例えば今の野菜の栄養価(ビタミン、ミネラル)は、昔の8分の1から20分の1にまで低下しています(日本食品標準成分表より)。 それに、ストレスはビタミンCなどを消費して活性酸素を増やすといわれています。 以上の理由から、まずは後述するベースサプリメントを摂りましょう。


▼ベースサプリメント:栄養欠損補充
ビタミン、ミネラル、食物繊維、乳酸菌、プロテイン、レシチン、EPA・DHA、コラーゲン、コンドロイチンなど、 主に身体を構成する成分で、日常の食事から摂取する栄養素。 でも、前述の理由で不足がちなので、サプリで補いましょう。健康な普通の大人であれば、毎日摂るべきものです。 (妊娠期、授乳期、病気療養中の方は、専門家に相談してください)

▼ヘルスサプリメント:健康維持・増進
イソフラボン、青汁、クロレラ、高麗人参、ビール酵母、アロエなど、全身の体調調節機能にかかわり、 健康の維持・増進に役立つ成分。 ベースサプリメントで代謝機能を整えながら、自分の考え、体調に応じて摂るものです。 各メーカ、いっぱい出して、とても種類が多いですよね。まずは安全性に注意して、あとは費用などを考慮して選びましょう。

▼オプショナルサプリメント:改善目的
イチョウ葉、セントジョーンズワート、ノコギリヤシなど、主にハーブや薬草類。 伝統医療、民間医療として伝えられてきたものがたくさんあります。 基本的には普段の食材に出てくるものではなく、機能自体が限定されていたり、改善を目的としたものが多いようです。 したがって、時と場合、体質などによって使い分ける必要があり、不用意に誰もが摂ってよいというものではないと理解しておきましょう。 海外では、治療薬として使われているものもあります。

以上、繰り返しますが、まずはベースサプリメントで基本的な代謝機能を整えましょう。 マルチビタミン・マルチミネラルが最適です。 それから、個々の状態に応じて、プラスしていくという考え方がとても大切だと思います。