■睡眠時無呼吸症候群
睡眠中に呼吸が止まる病気で、昼間に強い眠気に襲われる
「睡眠時無呼吸症候群」は中年男性、特に肥満のある人に多く、肥満がなくてもあごが小さい人にも見られます。
- ▼症状
- 夜、睡眠中に「大きないびきをかく」「一時的に呼吸が止まる」ことを繰り返します。 眠ると体がリラックスして筋肉が緩みますが、それに伴って「舌根」がのどの奥に落ち込んで、 気道を塞ぐことで起こります。睡眠時に呼吸が止まっても本人は気づきませんが、 止まるたびに脳が目覚め、睡眠が浅くなります。十分眠っているつもりでも睡眠の質が悪いため、昼間に眠気が起こります。 昼間の眠気が重大な事故につながることもあるので、精神科や呼吸器科などを受診して治療を受けてください。
- ▼治療法
- 睡眠中に「鼻マスク」などを使い、気道がふさがらないようにします。横向きに寝たり、肥満のある人は 減量することも一定の効果があります。
【関連項目】:『いびき防止』 / 『高脂肪症(肥満症・メタボリックシンドローム)』