隠れ糖尿病

隠れ糖尿病の特徴である食後高血糖は、 それだけで 心筋梗塞脳梗塞の原因となる 動脈硬化を進めることがわかってきました。 空腹時の血糖値が正常でも、食後の血糖値が高いと、死亡率が2倍も高くなります。


■「隠れ糖尿病」とは?

糖尿病の発症前には、一般に、まず食後の血糖値が上がり(食後高血糖)、その後空腹時血糖値も上がってきます(空腹時高血糖)。 食後の血糖値に当たるブドウ糖負荷後2時間検査値は、糖尿病発症の10年以上前から上がり始め、 空腹時血糖値は糖尿病発症の数年前から上がり始めるといわれています。

空腹時血糖値が126mg/dl未満でも、ブドウ糖負荷後2時間値が200mg/dl以上の場合は、糖尿病型と判定されます。 しかし、一般的な健康診断などではブドウ糖負荷試験を行わないことが多いため、こうした糖尿病は見つかりにくいのです。 これが「隠れ糖尿病」といわれているものです。 空腹時の血糖値が100mg/dL以上、またはヘモグロビンA1C(HbA1c)が5.8以上の場合には、 「隠れ糖尿病」の可能性があるで、食後の血糖値の測定をお勧めします。

「隠れ糖尿病」の特徴である食後高血糖は、それだけで心筋梗塞や脳梗塞の原因となる動脈硬化を進めることがわかってきました。 空腹時の血糖値が正常でも、食後の血糖値が高いと、死亡率が2倍も高くなります。 「隠れ糖尿病」が進み、1日中血糖値が高い状態が続くようになると、されに、眼や腎臓、神経に障害をきたす危険性も高まります。 これらの合併症を防ぐためには、「隠れ糖尿病」の段階で早期発見・早期治療することが大切です。