角膜ヘルペス
(単純ヘルペス角膜炎)
『角膜ヘルペス(単純ヘルペス角膜炎)』は、体に潜伏しているウィルスが原因の病気です。
■症状と特徴
初期には瞼の裏がゴロゴロするような感じや充血、痛み、涙が出て止まらない、眩しい、ものが見えにくいなどの症状があります。 角膜ヘルペスには、視力の低下が軽度な上皮型と、視力がかなり低下し、角膜に濁りが出る実質型があります。 完全には治りにくく、しばしば再発を繰り返します。再発を繰り返すうちに、視力が低下していきます。
■原因
70歳以上ならほとんどの人の神経に潜伏している単純ヘルペスウィルスが、発熱やストレス、紫外線などによって活性化し、神経を下って角膜に炎症を起こします。
■治療
アシクロビル眼軟膏などの抗ウィルス薬やIDU点眼薬が有効です。 再発を繰り返すことによって視力が低下したときは、角膜移植手術を行います。