沖縄サンゴカルシウム

マグネシウムが不足すると、カルシウムは骨から溶け出しやすくなります。 その結果、骨量が減って骨がもろくなるばかりか、動脈硬化も進んでしまいます。 したがって、カルシウムとマグネシウムは、バランスよく補充することが重要です。 そして、その両方をバランスよく摂れる食品として、注目されているのが「沖縄サンゴ」です。 沖縄サンゴには、約70種ものミネラルがバランスよく豊富に含まれているばかりか、 カルシウムとマグネシウムが「2対1」という理想的な比率で含まれています。 また、沖縄サンゴは通常のカルシウム製品よりもカルシウム吸収率が抜群に優れています。


■「沖縄サンゴ」とは?

沖縄の海には世界有数の広大で美しいサンゴ礁が広がっています。 サンゴはイソギンチャクなどと同じ棘胞動物(触手でエサを捕らえる動物)の仲間。 そのサンゴが枯れた後、長期間にわたり海底にたまった堆積物を、環境に配慮しながら採取した食品が、 『沖縄サンゴ』です。 沖縄サンゴは世界中で一番きれいで汚染されていないサンゴだともいわれています。

生命の源であるカルシウムとマグネシウムは素材が大変重要です。 サンゴはミネラルの塊と言われ、カルシウム分はもちろん、マグネシウム分が他のカルシウム素材に比べて 5〜13.75倍と多く、また40種類以上の微量元素がバランスよく含まれているのが最大の特徴です。 医療の先進国ヨーロッパでは「サンゴカルシウムで治らない病気はない」といわれ、 サンゴのカルシウムが大量に使用されています。


●カルシウムとマグネシウムの関係

カルシウムとマグネシウムをバランスよく摂ることが重要

「マグネシウム」は、骨から血液中に出て行くカルシウムの量を調節する働きをしています。 したがって、マグネシウムが不足すると、カルシウムは骨から溶け出しやすくなります。 その結果、骨量が減って骨がもろくなるばかりか、動脈硬化(血管の老化)も進むのです。

私たちの体の細胞には、さまざまなミネラルが含まれ、それぞれバランスを取って働いています。 通常、細胞の内側にはマグネシウムとカリウムが多く、外側にはカルシウムとナトリウムが多くなっています。 このままでは、濃度差によって外側のカルシウムとナトリウムはどんどん細胞内に入り、 マグネシウムとカリウムは細胞内からどんどん外へ出て行きます。 そうならないように、細胞を包む細胞膜には、ナトリウムを細胞の外に出してマグネシウムとカリウムを内側に取り込んだり、 細胞内のカルシウムの量を調節したりするポンプに当たるものが備わっています。 そのポンプの働きによって、細胞の内と外でミネラルのバランスが正常に保たれるのです。

ところが、マグネシウムが不足すると、細胞膜のポンプがうまく働かなくなるため、 大量のカルシウムが細胞内に入り込んでしまいます。 そして、血管の細胞に大量のカルシウムが入り込むと、カルシウムの作用によって血管が強く収縮します。 その上、血管壁にカルシウムがたまることで動脈硬化が進みます。 硬くなった血管では、血流が悪くなって血管が詰まり、突然死を起こす危険も高まるでしょう。 さらに、マグネシウムには、血液中のLDLコレステロールや中性脂肪を減らし、動脈硬化の予防に役立つ HDLコレステロールを増やす働きもあることが最近わかってきました。

以上のことから、カルシウムとマグネシウムをバランスよく食事で補充することが重要です。 特にマグネシウムが慢性的に不足した場合には、狭心症や心筋梗塞を引き起こしやすくなります。


●カルシウム不足の解消に「沖縄サンゴ」

沖縄サンゴならカルシウムとマグネシウムを理想の割合で摂れる

カルシウム不足の解消には、カルシウムとともに、マグネシウムを摂ることがいいのは、前述の通りです。 そして、その両方を一緒に摂れる食品として、大変注目されているのが『沖縄サンゴ』。 沖縄サンゴには、約70種ものミネラルがバランスよく豊富に含まれています。 中でも特徴的なのは、沖縄サンゴには、カルシウムとマグネシウムが「2対1」 という理想的な比率で含まれているということです。細胞内のカルシウムとマグネシウムのバランスが崩れると、 骨量不足や高血圧・脳卒中・心臓病などの 生活習慣病になりやすくなりますが、そのような状態になるのを防ぐためにも、 カルシウムとマグネシウムがベストバランスで含まれている沖縄サンゴが奨められるのです。

ちなみに厚生労働省では現在、成人男女のカルシウムとマグネシウムの1日の所要量を、前者が600〜700mg、 後者が男性280〜320mg、女性240〜260mgと定めています。 そこで、カルシウムとマグネシウムが理想の割合で含まれている沖縄サンゴを摂れば、 両者の不足が一挙に解消できるというわけです。 実際に、沖縄サンゴを人間が摂ると骨量はどう変化するか調べる臨床試験が、東札幌病院で行われました。 その試験では、沖縄サンゴのサプリメントを、骨量不足が指摘された成人男女22人に3ヶ月飲んでもらいました。 その結果、沖縄サンゴのサプリメントを摂った後には、骨量の平均値が正常にまで回復したと報告されています。

◆沖縄サンゴのカルシウムは吸収率が抜群

また、沖縄サンゴのカルシウムは吸収率が抜群にいいこともわかっています。 東京農業大学の研究グループは、ネズミを使って、さまざまなカルシウム素材の吸収率を比較する実験を行いました。 その結果、炭酸カルシウムの吸収率は56%、牛乳のカルシウムは62%だったのに対し、 沖縄サンゴのカルシウムは70%という高い吸収率を示したのです。 成人男女12人に炭酸カルシウムと沖縄サンゴのカルシウムを摂ってもらった試験もあります。 その試験では、12人中11人で、沖縄サンゴのカルシウムの方が、吸収率は明らかに勝っていたことが確かめられています。 骨粗鬆症が気になる人は、沖縄サンゴをぜひ試してみてください。


●生活習慣病対策に「沖縄サンゴ」

理想的なミネラルバランスと、抜群の吸収率を誇る沖縄サンゴは、骨量不足だけでなく、 さまざまな生活習慣病に対しても有効です。そのことは、前述の東札幌病院での臨床試験でも明らかになっています。 高血圧や脂質異常の患者さんに、沖縄サンゴのサプリメントを3ヶ月摂ってもらい、それぞれの検査値の変化を調べたのです。 その結果、まず血圧では、平均140.2ミリだった血圧が沖縄サンゴのサプリメントを3ヶ月摂った後には 132.5ミリに下がり、ほぼ正常になりました。総コレステロール値は、平均229.5ミリだったのが、218.8ミリに低下。 中性脂肪値は、平均190.3ミリだったのが、約60ミリも下がって130.8ミリになったのです。 なお、同じ試験で、動脈硬化を防ぐ血液中のHDLコレステロールは、明らかに増えたことも確かめられました。 こうした沖縄サンゴの効果は、カルシウムとマグネシウムを理想的なバランスで含んでいることによるもの。 つまり、血液中のカルシウムが補われると共に、骨からカルシウムが溶け出すのを抑えられるのです。 また、マグネシウム自体に、血管を収縮させて血圧を下げる働きや、酵素の働きを高めて血液中のコレステロールや 中性脂肪の増加を抑える働きがあるのです。

沖縄サンゴの食品は、骨粗鬆症が多いアメリカでも大ブームになっているほか、 インドでは医薬品として認められるなど、各国で大変注目されています。